ここは聖地!?からの、思い出がポロっと

発酵、発酵食品に興味を持ち出したきっかけは、小豆島での醤油蔵見学。

小豆島を訪れた時、懐かしいようなホッとするような、なぜか私にとって、小豆島というところは、特別な場所の一つだと、感じた。島を離れる時も名残惜しかった。

案内されて、蔵に足を踏み入れた瞬間、空気が変わった!まるで斜がかかったように、キラキラを感じた。ここは神聖な場所、聖地のよう。

なになに?

大きな木桶の前で、蔵の方が、説明してくれる。その方が話してくれた内容は覚えてないのだけど、言葉を発する度に、口からキラキラが、でてくる。この方も、キラキラに包まれている!

なぜか、私は泣きそうになる。泣くのを必死でガマンする。ずっとよくわからない感動が。なんでなんやろ~。

これは一体??

木桶の上まで上がって見せてもらえた。麹が発酵している様子を。すると!!

窓から差し込む光、ふわっとした空気感。

麹菌が生きている!ということを肌で感じた、また、麹が私に話しかけている!と思った。


震える感動だった。あんな体験は、初めてだった。今でも鮮明に覚えている。その時、私の感性は、研ぎ澄まされていたのかもしれない。

その体験から、発酵食品を取り入れるようになったり、興味を持ちはじめた。ずっと、心の隅であたためていた大切な体験、思い出。

これは、6年ほど前のこと。


この時、今は離婚した元主人と訪れた。毎年、誕生日プレゼント旅行に、私が行きたい場所へ、連れて行ってくれていた。この年は小豆島に行きたいと私がリクエスト。

彼も、ここの醤油がほんとに大好きになって、蔵見学も感動していたようだった。いつも通販で買って、家に常備してくれていた。

一緒に行った居酒屋で、市販の醤油(添加物が多く入った)が、お刺身に添えて出てきて食べた時、              「これ、ほんまに醤油??いつもの醤油と全く別物やん。。」 と思った私。彼も全く同じ事を言った。そいで、二人して、笑った。

元主人の父と、三人で暮らした家を出る時に、最後に交わしたやりとりから、これからは自由に好きな事をやって生きていってほしい、と、私に思いをかけてくれている事がよくわかった。

それは、私も彼に対して、同じ思いでいる。

醤油蔵での感動だけを綴るつもりで、文章を作っていたら、ポロリ、ポロリと、自分の思い、思い出がでてきてしまったので、、、つい。

これからもゆっくり、色んなことをnoteに載せていきたい。

自分の思いを文字にすると不思議だ。文字にすればするほど、また文字におこしたくなってくる。

湧き上がってきた思いを表現したくなる。


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