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若手映像クリエイターにこそオススメしたいミラーレス一眼の話(追記あり)

まだまだ若手だと思っているクマザワ(32)。
今回は若手の映像クリエイターにこそオススメしたいミラーレス一眼カメラの話でもしようかと思い、筆を執る(ただカチャカチャとキーボードを叩くだけである)。

結論から述べると『LUMIX GH6』をオススメしたいのだ。
ポジショントークを多分に含む記事になるが、若手がこれからの映像業界を担っていく上で、ベストな選択となると思っている。
いくつかポイントになる点をあげながら話していこうと思う。

まず、大前提としてこのGH6は映像収録を目的としたミラーレス一眼の中でも群を抜いて多機能、高性能である。
昨今の映像作品で欠かすことの出来ない「Log」ガンマでの10bit記録はもちろん、HS撮影は5.7Kで60コマ、4Kで120コマ、FHDで300コマを実現している。しかもノンクロップの全画素読み出しなのだ。
さらにダイナミックレンジは最大13+ストップとマイクロフォーサーズセンサーでありながら、35mm版フルサイズに匹敵する広階調を実現している。
「Log」ガンマでの収録で必須と言える『波形モニター』や『ベクトルスコープ』がカメラ内で扱え、『Log』の眠たい画にカメラ内で任意のLUTを『.cube』形式で適用することが出来る。
そして、『シネスコ』などのマルチなアスペクトに対応出来るように記録時に任意のフレームマスクを被せてフレーミングすることも出来る。
『波形モニター』や『ベクトルスコープ』『LUT適用』『フレームマスク』は外部モニターを活用すれば可能だが、カメラ内だけで完結させられるミラーレスカメラはLUMIX以外に知らない。

これから映像制作を始めたいカメラ初心者のアナタへ
初っ端からハイエンドフラッグシップでいいのか?
いいんです、むしろプロユース出来るカメラから始めた方が都合がいいです。

他マウントで映像制作をしているアナタへ
もしかするとシネマティックVlogに憧れてα6000番台なんか使ってたり?
ならシステムを総入れ替えするだけの価値があるカメラだと思っています。

すでに映像制作をしている旧GHユーザーのアナタへ
迷うな、買ったら幸せだ。

若いうちはお金に余裕がない。
バイトをしながら、あるいは学生をしながらだとなかなか金策がつかない。

しかし、若いというのはある種の『才能』である。
世間的に『若気の至り』というネガティブな表現があるが、若さ由来のバイタリティやエネルギー、推進力、そして何より世間のトレンドを創り上げてしまう感性は若者にこそ与えられし才能だ。
若い頃にはこの才能を遺憾なく活用し、好きなことややりたいことに可能な限り心血を注いで取り組み、失敗し、傷つき、そして学校では学べないことをたくさん社会から吸収出来る時期なのだ。

しかし、ほとんどの若者は金がない。
そんな可能性を秘め何にでもエネルギッシュに取り組める時期にも関わらず、こと映像制作を始めようとなればアレコレ機材を揃えなければならない。
より良い作品を作るためにともなれば前述したようにいろいろなモニター環境を揃えたりと非常に金がかかる。

安いカメラも安いレンズも安いモニターも探せばいくらでもあるが、果たして目指した作品を創り上げることが出来るかと言われると、中々首を縦に振ることは出来なかったりする。

『弘法筆を選ばず』
腕のある人間は道具に左右されないぜーという旨の言葉だ

これは実際そうで、主も現場によっては使ったことのないカメラを使用せざるを得ないことがある。
それでもプロとしては仕事を完結させなければならない。

ただ、プロこそ適正に機材を選定し、ベストパフォーマンスをするのも事実である。

まあ、なんやかんやいろいろと書き連ねて来たのだが、結論として、可能な限り低予算で可能な限り高い性能のカメラが手に出来ればいいよなぁって思うワケだ。

それが『Panasonic LUMIX DC-GH6』なのだ。
もっと大きなモニターを使いたいという理由以外に外部モニターを使う理由が見当たらない。
カメラとレンズがあれば撮影が完結してしまう。
キットレンズである「LEICA DG 12-60mm F2.8-4」がズームレンジが広く、収差をほぼ感じずワイド端からよく写る。
これが34万円で手に入る。
全然安くはない。
ただ、その性能面を見れば安く感じられるはずだ。
毎月1万円の金策をなんとか頑張ってみれば34ヶ月で手に入る。
1.5万円であれば1年で手に入る。
ここを踏ん張れればすぐに映像制作を始められる。

とりあえずGH6を先行レビューした際に制作した作品を貼っておくので是非参考にして欲しい。

DAY & NIGHT - Azuki Eru

キミは太陽 - ツカダカイン feat.Azuki Eru

本記事公開(2022年4月16日)時点で在庫がない状態ではあるが、在庫が復活するまでの間に少しでも貯金をしながら、GH6を手にして若き才能を遺憾なく発揮して欲しいと思っています。

若い人たちがいつも時代を作ります、ボクら大人は若いみなさんが作った流行りや時代をうまく機能させるための仕組みを作り、そのシステムを上手に回して文化を守るために存在しています。という理想論だけ残しておいて、でもボクはみなさんの味方です。

無責任に34万円のカメラをオススメするオジサンにはなりたくないので、もしこの記事を読んでこのカメラ買ったけどうまく撮れないぜ!って人は連絡下さい。
一緒にいい映像撮りましょう(←いい映像の提議はまた別の機会に話します)

平成元年生まれの32歳、まだ若いと思ってます。
平成生まれのみなさんと令和の時代に、少しだけ先輩風吹かせながらクリエイティブの業界に風穴開けたいです。

よろしくー。

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