見出し画像

生きていることは、当たり前ではない。

人と動物が共生できる社会には、当然だけど犬猫の殺処分という言葉はない。
犬猫が好きなのは分かる、でもなぜそこまでやるの?できるの?と聞かれたことがあるが、逆になぜやらない?と言い返したい。


過酷な外の環境で成長できる子猫は半分もいない。

今日は4ヶ月の子猫が虹の橋を渡った。いまの時期は子猫の出産シーズン。今シーズン保護中の子猫と里親さんが見つかった子猫を合わせると31匹のお世話をしている。
31匹の中で亡くなった子は7匹、25%の子が亡くなっている。みな、生まれて先天性の何かがあり、成長不良で生きることが出来なかった子だ。
外で生活している子猫の死亡率はもっと高い。昨日いた子が、今日いないなんてよくある。カラスやあらいぐまなどの野生動物に食べれたのだろう。
危険と隣り合わせの中、たくましく大人の猫へと成長していく。

生きていることの方が奇跡

私たち人間も生まれてくることが奇跡である。成長に大人になって、こうして生きていることはもっと奇跡。
人間以外の動物も同じである。
生きていることが奇跡なのに、なぜ人が命を奪っていいのだろうか?
しかも、なにも悪いことをしていない小さな命を。保健所に収容される命の居場所をなくしているのは、人間だ。
人間はどこまで奢っているのだろうか?人だけの地球ではない。
放っておくと、どこまでの好き勝手な人間に好きなようにされてしまう。
だから私は、小さな命を守るために動くのだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?