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【この曲は僕らの灯台だ】橋本泰河「この夜が明けたら」で1.3倍新年が光に溢れるnote

こんにちは!
アキレスと亀のともきです!

今回はEMNWG vol.1収録曲である

橋本泰河「この夜が明けたら」

について独断と偏見で勝手にnoteしていきます!進め〜!


カントリーフォークサウンド

さて「この夜が明けたら」という曲は泰河くんがジョイミューに参加するきっかけになった曲。つまりジョイミュー以前からもっていた曲です。

じゃぁたいして変わらない?いやそんなことはない!

元からフォークの素朴で温かみのある楽曲でしたが、今回のアレンジではカントリーの要素がプラスされているわけですよ。

マンドリンのフレーズが象徴的。
これによって以前よりさらにカラりとした暖かさが楽曲に加わっています。
ドラムの音なんかもじっくり聴いてみてください。
こだわりの録音で、初めて聞くような音になってます。
ちょっとこもっているように聞こえるけどしっかり主張があって、優しい暖かさです。

もうね。サウンドがトータルであったかいのよ。太陽。
その上に乗っかる泰河くんの歌もノリにのってますよ。さすが。
言葉の詰め込みがうまい。
実は他のアーティストと比べても歌詞の文章量はかなり多い方です。
それを早口と感じさせずに歌い、時に語り。
メッセージをきっちり届ける術を彼はすでに心得ているんです。

そしてみんな大好きおくすりちゃんコーラスも収録。探してみてね。


この夜が明けたら

初めに言っておきますが、僕は紹介順などにおいて一切忖度をしていません。
リリースの日から収録順に紹介をしているわけです。

それでもこの日を引き当てる泰河くんは持っている。と言わざるを得ない。
大晦日なんて、そんなこの曲の日他にある!?

「この夜が明けたら」現役高校生である泰河くんがその肌身で感じたコロナ禍について歌にしています。

実は、以前に公開されたものからEMNWGバージョンになるにあたって歌詞が追加になっていますのでその部分を紹介します。

明日の天気や社会の元気をスマホはなんでも知っている
でも本当のところ、本当のところどうなんだよeveryday
世界が暗闇トンネルそんな時君ならなんて言うんだろう
君の文字から伝わるぬくもりを会って伝えたい
夜空にふわふわり
ああ不思議なかたち浮雲たち
なんならその雲に乗って胸高らかに会いに行くよ

ここから彼の実感が垣間見得ますよね。
往々にしてメールの文面なんていうのは感情が伝わりにくいものとして扱われがちです。
ですが彼はスマホから。恐らくSNSなんかだと思うのですが、ぬくもりをしっかり感じ取っています。良い友達を持ったな…おじさん嬉しいよ。
でもその上で会いにいきたい。そりゃそうだ。

明日の天気や社会の元気をスマホはなんでも知っている
でも本当のところ、本当のところどうなんだよeveryday

このフレーズからは泰河くんの悔しさも感じます。結局どういう状況でいつこの状況が終わるのか見えてこない。高校三年生なんて1番友達と遊びたい時期じゃん。そりゃ悔しい。

でも彼のすごいところはそれすらもコミカルな暖かさで聴く側に少しのざらつきも残さないところ。悔しさや怒りすらポップな歌に変えられる。ミュージシャンの理想像だと思うのです。

あと胸高らかにってフレーズ。出てくる?
こうやってみると空の高さと綺麗にかかってるしこれ以上ない言葉なんですが、出てこんよ。胸高らかは。大人や。

今年一年はコロナに振り回され、なんだか暗いものばかり見てきたような気がします。その中でこの希望に満ち溢れた歌を作った彼に大きな拍手。

「この夜が明けたら」は希望に満ち溢れたユートピアを歌う歌ではないし、ディストピアを嘆く歌でもありません。いつもの日常を歌う歌です。

でもね、考えてみれば僕らはもう出かける時には玄関に鍵をかけるのと同じようにマスクをするし、店先に置かれる消毒液や体温計にも驚かなくなってしまいました。
それが人間の適応力だし一概に悪いこととは思わないけれど、改めて考えると非日常が日常に姿を変えようとしているんです。

そんな毎日を生きる僕らに必要なのは、「この夜が明けたら」みたいな非日常を日常にしないための優しい灯台みたいな歌なのかもしれません。

さて、今日は大晦日。いろんなことがあった一年でしたね。

この夜が明けたら、また新しい一年がやってきます。
皆さんの、そして僕たちの来年に光があふれることを祈っています。


楽しみにしていたことはどうだったのよ?

以前の記事で僕は若い才能の完成系を見ることを楽しみにしていると書いていました。なんか偉そうですね笑
これについてどうだったのか!?

「この夜が明けたら」については完成と言っていいクオリティでしょ!さすが保本さん!アレンジも歌も歌詞もめっちゃくちゃにいい。

「この夜が明けたら」についてはとかなんでこんな微妙な言い方をしているかって彼にはまだまだ先があると思っているから。もっともっと進化して、その度に僕らを驚かせてくれる。
そんな今後の活躍を心から楽しみにしています!


そんな橋本泰河「この夜が明けたら」も収録されている
Enjoy Music New Wave Generations vol.1大好評配信中です!絶対聞いて!

本年も大変お世話になりました。皆様に素敵な年がやってきますように。
それではまた来年の記事でお会いしましょう!良いお年を!バイバイ!

おいしいビールが飲みたいのです・・・