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【あわやノックアウト】Official髭男dism「Same Blue」で致死量の甘酸っぱさを摂取した話

こんにちは!アキレスと亀のともきです🐢

今回は、Official髭男dismの新曲「Same Blue」について

の3つのキーワードで勝手に深読みしていきます!レッツゴー!!

世界と四季

今回取り上げる「Same Blue」少年ジャンプの人気漫画「アオのハコ」のアニメ化に際して、オープニングテーマとして採用されているわけなんです。
実はまだ原作読んでいないのだけれど、青春スポーツラブストーリーなのかな?この楽曲ピッタリなわけですよ!アニメ見なきゃ!

そもそも初めて聞いた時びっくりしませんでした?変拍子!って。でもこの変拍子がまた、複雑に揺れ動く10代の心をバッチリ表現してるよね。やられた!って感じです。

歌詞も歌い出しから切なくもどかしい感じなんです。

気持ちの整理がつかないままの朝に 散らかったそれを鞄に詰め込んだ
やっぱり僕は あなたの前の僕は 渡したい言葉なんて渡せないまま

切ねぇ〜!!もどかしい〜!!でもそうだよね。10代ってこうだと思う。おじさんにもこんな時期あったわ〜!!!

そのままちょっとサビの歌詞をご覧下さい!

春の中 あなたを見た 見惚れていた 夏模様の中で
移ろう街と逆に 青のまま募る心
秋の空 雪が混じった その全てがとても似合っていた
よそ見する暇もない忙しい世界を 走るように恋をしている
あなたという季節の中で

どうですか?サビの中で季節が一周するんですよ。珍しい。でも美しい。
大サビになるとさらにフレーズが増えるんです。

春の中 あなたを見た 見惚れていた 夏模様の中で
移ろう街と逆に 青のまま募る心
秋の空 雪が混じった その全てがとても似合っていた
よそ見する暇もない忙しい世界を 走るように恋をしている

青のまま濁って澄んで 大きな未熟さを背負って
明日も息を切らしたい あなたの居る目まぐるしい世界で
あなたという季節の中で

こんな感じ。なんというか世界とか季節が出てきて地球規模の壮大な歌詞に見えますよね。

でもねでもね!10代の世界って良くも悪くもそんなに広くないと思うわけです。

どういうことか?楽曲の中にこんなフレーズが登場します。

近くて遠い日々に目眩がした 落ち込んで浮かれての寒暖差に

落ち込んで浮かれての寒暖差。面白い表現ですよね。

あなたの行動や言動に一喜一憂して気温が変化してしまうような世界。つまり世界とは僕の心の中。もっと言ってしまえば世界=僕と考えてもいいと思うんです!

そして、そんな世界に寒暖差をもたらし、時に雨を降らせ虹をかける。そんな四季とはもちろんあなたのことですよね。

そう考えてもう一度サビの歌詞を追ってみてくださいよ!

よそ見する暇もない忙しい世界を 走るように恋をしている
あなたという季節の中で

ほらね!あなたによって嬉しくなったり切なくなったり、目まぐるしく動く心。それでもその中を駆け抜けて、どんな天気になっても真っ直ぐにあなたが好きだと息を切らして、たとえ悪天候だとしても駆け抜けるわけです。これをエモいと呼ばずなんと呼ぶ!?

流石ですぜ髭男のアニキ…

曲の中に時間が流れている

この曲の中には明確に時間の流れが存在するんですよ!
だってちょっと考えてみてください。
先程サビの歌詞をご覧いただいたと思います。
その中で春夏秋冬が登場しましたよね?これが曲中で2回。つまり2年の月日が流れます。

これは楽曲そのものというよりタイアップありきの見方になってしまいますが、2年って言うのがまた上手い。
だって「アオのハコ」のヒロインは高校のひとつ上の先輩なんですから。

そう考えて、時系列順に歌詞を並べて見ましょう。

気持ちの整理がつかないままの朝に 散らかったそれを鞄に詰め込んだ
やっぱり僕は あなたの前の僕は 渡したい言葉なんて渡せないまま

近くて遠い日々に目眩がした 落ち込んで浮かれての寒暖差に
染められて増えていた この重みを 絶対に離したくないと

やっぱり僕じゃ あなたを好きな僕じゃ 釣り合いたがる資格もないよなあ

あれだけ用意した伝えたかったこと 色んな自分に邪魔された
鞄の中で揺れ 拗れてさらに膨れ
傷跡にさえなれずに 隠し持った想いたちが
溢れることを選んだ日は ちゃんと届けたい
あなたの心の中へ

と、気持ちがどんどん動いて行きます。
最後は、隠し持った想いたちが溢れることを選んだ日はちゃんと届けたいあなたの心の中へと告白するまでは至らずもあなたに伝えるという決心が着くわけです。もどかしいけどキュンキュンだねぇ…

そしてこの後大サビが来て2年の月日が流れるわけなのですが、この思いはどこに向かうのか。
大サビの歌詞をもう一度見てみましょう。

青のまま濁って澄んで 大きな未熟さを背負って
明日も息を切らしたい あなたの居る目まぐるしい世界で
あなたという季節の中で

この「明日」もというのがポイントだと思うんです。
先程2年の月日が流れた。そしてヒロインはひとつ上の先輩という話をしたと思います。
そして上の歌詞の直前で冬までの季節が流れた。
つまり今は先輩が卒業してしまう春ということになりますね?

高校生にとって卒業って大袈裟でなく、今生の別れになる可能性を秘めていると思うんですよね。
それでも、「明日も」息を切らしたい。わけなんです。

ついにやって来た先輩の卒業式。卒業式が終わって帰っていく先輩に想いを伝える!みたいなラストが浮かびますよね!もちろん原作漫画も連載中ですので僕の妄想でしかありませんが笑

「ちゃんと届けたい あなたの心のなかへ」と決心し、「あなたという季節の中で息を切らしたい」と締めくくっている。これは何かあるぞ!と思って調べました。そしたらなんと、先輩のお名前は千夏さんというのですね。

ずっと自分の心の中で右往左往していた気持ちを、ちゃんとこれこからはあなたの心の中にも存在させて欲しい。

一日千秋なんて言葉があります。これは一日が千回の秋に感じるほど待ち焦がれるという意味だそうですが、今回は千夏千回の夏ですからね。
明日の部活であなたに会えるのをまるで千回の夏が過ぎるかのように熱い気持ちで首を長くして待っている。そしてこの先千回の夏が過ぎても気持ちは変わらないぜ!みたいなね!

ちょっと妄想エンジンギュインギュイン動きすぎましたかね?笑


Same Blueとは?

さてだいぶ熱くなってしまいましたが、タイトルとなっている「Same Blue」とはなんなんでしょうか?
直訳すると「同じ青」といった所でしょうか。
これ、どういう意味なんでしょう…?

ここまでで散々お話してきた通り、今作では基本的に僕の心模様四季に例えて綴られています。
あなたの行動に一喜一憂し、暑くなったり寒くなったり雨が降ったりするかもしれない。
それでもその中を駆け抜けていく。なぜならあなたのことが好きだから。

例え雨が降っても雪が降っても、その雲の上にあるのは青空。たとえ見えなくなっても晴れの日と同じ青空が僕の心の中にはあるのです。
そして、あなたの心の中にちゃんと届けたい。あなたという季節の中にも僕と同じ青空があって欲しい。これが主人公の気持ちなのでしょうか?

だってサビの歌詞でも言ってますよね!

移ろう街と逆に 青のまま募る心

街の景色が変わっても、どれだけ時間が経っても。それこそ大人になったとしても、青のまま。初めて会った青春の日の心のままあなたを想うって。アチィなァ!!

そして個人的には髭男からのメッセージを受け取った気持ちになっています。
「君にもこれと同じ青春があったよな」って。
みんな。忘れるな!俺は忘れそうだから「アオのハコ」見るよ!!


そんなこんなで好き勝手書かせて頂きましたが、そんなの抜きにしても超名曲だから、「Same Blue」を聞いて青春を取り戻そう!

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それではまた次回お会いしましょう!

おいしいビールが飲みたいのです・・・