文化芸術が大事にされないことが、社会課題だと思う。

まだ生煮えなので、もっと言語化しないとだけど、徒然と考えていることを。
今こんこんとアートと社会、その課題について考えている。

アートは様々な社会課題解決事業と異なり、意味のないことをしているので、政策などにおいての優先順位が低くてもかまわない、そう思っている人が日本には多い。

私はそんな空気にあらがい、一生懸命、反論したり、なるべく柔らかく分かりやすい言葉で応答して、アートの社会的価値を開くべく、事業評価などで、色々言葉を尽くしてきた。

アートは社会課題を解決はしないが、それを明らかにする問いをたてる、、とか。

アートによって、つながっていくことは、地域コミュニティにとって重要だ、、とか。

アートは人々のレジリエンス、ウェルビーイングの向上の役にたつ、、とか。

こういうことをずっと言ってきたけれど、改めてアート、というか文化芸術自体が社会の中で軽視されている事自体が社会問題だ、と定義していいんじゃないかと感じるようになってきた。

だって、文化芸術が象徴する、何かを表現すること、感性を大事にすること、好きなことを楽しむこと、新しい価値を生み出そうとチャレンジすること、個人を尊重すること、既存の制度を疑うこと、社会の変化に呼応すること、柔軟に考えること、他者を受け入れること、多様な価値観に自らを開いていくこと、感動すること、まだまだあるけど、、、こういった全ては日本社会に欠けている重要なものでしょう?

文化芸術が軽視されているというのは、つまり、日本の社会が柔軟性に欠け、多様性を軽視し、先端的活動などを恐れていることの反映に他ならない。

なので、文化芸術が軽視される、その空気自体が社会課題であるので、その解決を目指す、ということを今後ずっと考えていきたい。

文化芸術の価値がわかってもらえないなんて、、といくら嘆いてもしかたない。何ができるか考えて少しでも動いていく。

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