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盒马や美团といった中国のネットスーパーがとっても便利というだけのお話し

ネットスーパーって使ったことありますか?

日本でもイトーヨーカ堂とかイオン、amazonなどが、通販サービスを提供しています。生協も当日配達ではありませんがネットスーパーの仲間と言って良いかもしれません。

日本でどれくらいのコストがかかるのかなと調べてみましたが、会員にならないと送料もわからない。製品の価格もわからないところがほとんどでがっかりしてしまいました。

ちなみに中国ですが、ネットスーパー・・・とっても便利です。

車もない、電動自転車ももってない。体力も気力もそれほどない、わたしたち夫婦が中国でそれなりに暮らせている理由のトップ5に入るのが「ネットスーパー」特に「盒马」と「美团」の存在です。

盒马はアリババグループのスーパーマーケット

上海・北京・深圳・広州・成都・杭州など27都市に200店舗以上を展開するネットスーパー、それが盒马です。中国語の発音をカタカナで書くのは難しいですが、強いて言えば「フーマー」です。ただ「フー」の発音は「フ」と「へ」の間みたいな音で日本語の「フ」では全然違います。

このスーパーは実店舗もあり、お店で買い物することもできます。

しかし凄いのは配達です。盒马おかかえのスタッフがスマホで注文した商品を配達をしてくれます。これが素晴らしいんです。お店から自宅まで直接持ってきてくれるという安心感があります。そして通常30分、はやければ15分くらいで製品を届けてくれます。

ですから極端な話、冷蔵庫にたくさんの食材を保管しておく必要すらありません。

美团の超市便利もとっても使えるアプリ

出前アプリの美团にもネットスーパーのサービスがあります。

好きなお店を選び、そこで注文すると美团と契約しているドライバーが家まで配達してくれます。こちらも大抵30分、遅くとも1時間以内には配達してくれます。

値段もお店で買うときとほぼ変わらないことが多いので、とっても便利です。

美团にしても盒马にしても配送料はわずか

配送料は6元(約100円)ほどですが、買い物が一定額を超えると送料は無料になることがほとんどです。

わたしが利用している盒马では39元を超えると、送料が無料になります。

例えば、友だちとビールを飲んでいてもう少し飲みたいなと思った場合、スマホで注文すれば届けてくれます。麒麟一番搾り500ccが4本で39元くらいですので、ちょうど送料無料にもなるってことで時々利用しています。

日本では実現できないビジネスモデル

ただこのサービスが成り立つのは中国だからです。

ドライバーを手配できること、そして低コストで運用できることが鍵となります。

ドライバーが1配達6元もらえるとして、1時間に4件配達しても24元です。10時間労働で240元です。休みなしで働いても7200元程度です。7200元は約12万円ですから、多くはありません。

件数をたくさんこなすとボーナスが出るとドライバーは話していたので、実際には週に1日くらいは休めていると思いますが、楽な仕事ではありません。

それでもこの雇用形態でも働いてくれる人がいるので、このビジネスが成り立っています。

国内で奴隷のように働く人と貴族のように暮らす人がいる

低賃金で先行きが見えない仕事でも、一生懸命に働いて家族を養う人もいれば、それを当たり前のように使える人もいます。

同じ状況がDiDi(タクシー)にも見られます。DiDiのドライバーさんにビジネスについて聞くと、儲からないけど暮らしていけると話していました。

ただDiDiのドライバーさんで、自分の車で仕事している人の場合、本当はお金持ちで仕事しなくても良いんだけど、暇だから働いているって人もいるので、奴隷のように仕事しているとは言い切れません・・・

こういった社会環境にゆがみを感じながらも、この便利さを味わってしまうと使わない手はないなって思ってしまうので、わたしも結局は自己中心的な存在なのでしょう。

そんなことを考えた連休最終日の日曜日でした。

今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日!

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