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わたし日本語教師なんです

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日本語教師としての悩みや気づきについて書いたnoteのまとめです。
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2021年11月の記事一覧

日本語教師とトレーナーは似ていると思う

今日の午前中、研修のための模擬授業に参加しました。 模擬授業を行ったのは日本語教師歴1年程度の中国人です。45分程度の模擬授業が終わった後、わたしは気がついた点などを日本語で説明します。 すると日本語がまったくわからないと不機嫌そうに言われました。 それでわたしの日本語がわからないのか、それとも日本語そのものがわからないのかと質問すると、話し言葉の日本語が理解できないという返事でした。 それで日本語教師なので日本語をもっと勉強するようにと中国語で説明するとちょっと機嫌

「形容詞+ですから」に違和感を感じない中国人日本語教師のお話し

中国人の学生や教員が書いた作文を添削していて気になる表現があります。それは「形容詞+ですから」という言い方です。 日本語教師らしく、もう少し丁寧に説明しますと「イ形容詞文(丁寧形)+から、〜」という文型に違和感を感じます。 例文で説明しましょう。 例1)このお店は安いですから、いつもここで買い物をします。 例2)彼は優しいですから、大好きなんです。 読んでみて、モヤッとしませんか? 次のように変更するとスッキリします。 例3)このお店は安いので、いつもここで買い物