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わたし日本語教師なんです

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日本語教師としての悩みや気づきについて書いたnoteのまとめです。
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2021年8月の記事一覧

日本語教師は生きる手段な自分

先日 KOTOIKU さんの note を読んで、ただただすごいな〜って この日本語教師の仕事を「生き方」と考えると合点がいきます。 まさに、自分の好きな「生き方」なのです。 だから、こんなに薄給でも、好きで続けられるんだなあと。 日本語教師は生き方であり、好きだから薄給でも続けられる・・・ 自分には無理だなって思いました。 だって、わたしが日本語教師を始めるきっかけは「就労許可(Zビザ)」を得ることだったからです。そして生活費を得ることでした。 多分、ビザがでなか

文法的には間違ってないけどダメなものはダメ

日本語を教えていて良くいわれるのは「でも文法的には正しいですよね!」っていうコメントです。 正直、面倒くさい奴がまた来た〜って思ってしまいます。 これって「俺、間違ったこと言ってないですよね」って何もわかってない人がしたり顔でいうくらいうざいです。 例えば尊敬語で「お飲み下さい」とか「お食べください」という人がいます。もちろん文法的に間違いではありませんが「召し上がって下さい」とか「お召し上がり下さい」というのが普通です。 また目上の人に言うはずもない表現を例文として

カンニングする教師たちの意識ってなに?

中国人日本語教師に日本語の教え方を教える仕事をしています。 教授法などを教えているときは問題ないのですが、演習になると珍事件がおきまくります。 例えば作文を書くという課題をだしました。主題は「地球環境を守るためにわたしにできること」でした。 25人ほどの教師の作文を確認したのですが、間違いなくオリジナルだと思えた作文は4つだけで、他はネットからパクってきたと思われる内容でした。 ほとんどの教師は「経済の発展に伴って」もしくは「社会の発展に伴って」という言葉ではじめ、続