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ポケモンSV S2 57戦37勝20敗構築紹介

こんにちは。新人ポケモントレーナーのBBBです。
ポケットモンスター スカーレット/バイオレットからポケモン対戦を始めました。ポケモン対戦歴は2か月弱です。タイプ相性がわからないところからスタートしました。

今回トップ画像の構築でシーズン2 シングル戦のランクマッチにて57戦37勝20敗(勝率64.9%)という初心者にしてはまずまずの結果を残すことができたので記録にnoteに書いておきます。

本noteは完全にポケモン対戦勢向けのnoteです。ポケモン対戦でよく使われる用語を解説なしに使用しています。そのため非ポケモン勢の方が読む場合はやったことがないゲームの攻略本を読むつもりで読んでください。

構築経緯とコンセプト

今作で使えるポケモンは400匹弱いるのですが、対戦で見かけるのはだいたい同じような顔ぶれのポケモンです。せっかくだし他の人と被らないパーティを組みたい!
そう思い、使用率ランキングの上位のポケモンをリスト。そのリストにいないポケモンを極力使用しつつ、テンプレパーティに勝てるように試行錯誤して出来上がったパーティになります。いわゆるマイナーパです。

対戦に際して行ったこと

右も左もわからない完全な素人として対戦をはじめたので、まずは前提知識を叩き込むところからスタートしました。そこで対戦に際して以下の4つを徹底しました。

①対戦ノートの作成
1戦1戦ごとに勝因/敗因を記載した対戦ノートを作成しました。惰性で戦わずに都度言語化を行うことで、自分の中で上手くパターン化を行うことができました。
また対戦結果とその振り返りだけでなく、対戦結果を踏まえた上での数値調整や技調整を行った履歴も確認できるようにしていました。

②対戦用スプレッドシートの作成
使用率ランキング上位のポケモンをリスト。それぞれのポケモンに対する立ち回りを書いた自分用のスプレッドシートを作成しました。
パーティ構築時には相手ポケモンに対して役割を持てるポケモンが必ず2体以上になるように調整していたのですが、このスプレッドシートはその調整時にも非常に役に立ちました。

③相手ポケモンの数値と技構成の確認
私はポケモン対戦を初めて2か月。各ポケモンの種族値や主要な技構成をまったく知りません。見た目的に物理アタッカーっぽいな?と安易に判断して負けたりといったことに陥らないよう、ちょっとでも数値が思い出せないポケモンについては都度確認するようにしていました。

④要所要所でのダメージ計算
こちらの技、もしくは想定される相手の技に対するダメージ計算を要所要所で行いました。また相手がこだわりアイテムを持っているかどうかについてもその場でジャッジできるようなダメージ感覚はないので毎回計算して確認していました。

使用ポケモン

HPをH、こうげきをA、ぼうぎょをB、とくこうをC、とくぼうをD、すばやさをSと表記しています。

🔴ママンボウ

H165 A75 B80 C40 D45 S65
タイプ:みず

持ち物:たべのこし
性格:S↑ D↓
特性:さいせいりょく
テラスタルタイプ:あく

技:ねがいごと
  まもる
  うずしお
  ミラーコート

努力値:H252 B252 D4

⚡主な役割対象
ドラパルト、マリルリ、ロトム系列、オーロンゲ、イルカマン、その他積技のない物理アタッカー全般
※メタモンがいれば積技持ちの物理アタッカーに対しても役割が持てます。

⚡採用意図・役割
物理受け、クッション、ヒーラーです。

当初は物理アタッカーの攻撃を受けて壊すために持ち物をゴツゴツメットにして使用していましたが、相手の積技やみがわりに滅法弱く、役割対象が少なくなってしまったので食べ残しを持たせてヒーラーとしての性能を強化しました。

ねがいごとは次のターンにHPを半分回復する技ですが、このとき参照されるHPはねがいごとを使用するママンボウのHPになります。HP種族値165という驚異的な種族値のおかげで交代先のポケモンに対して使うことでHPを全回復させることも可能です。
今回は行っていませんが、低HPのきあいのタスキ持ちや特性がんじょうと組み合わせるギミックも実用レベルです。
この調整ではバトンタッチを採用していませんが、バトンタッチと組み合わせれば後続バトンが可能になるので、ヒーラーとしての性能を極限まで重視するのであれば、正確をB↑ S↓の調整にすることを推奨します。

持前のH165という種族値のおかげで弱点を突かれなければ特殊技も1発は耐えることができるので、ミラーコートによって相手の特殊アタッカーを返り打ちにすることもできます。
ドラパルトやサーフゴーのシャドーボール、テラスタル前提でのロトム系列のボルトチェンジなどに対してミラーコートを決めると気持ちよくなれます。

また後述するメタモンと組み合わせることで積技を持つ物理アタッカーに対しても選出しやすくなります。
うずしおで一定削りつつ、相手ポケモンがしっかり積んだ状態でママンボウがダウン。ほくそ笑む相手に対しメタモンを投げるという動きがやりやすくなります。

基本的には相手が対面構築、もしくはサイクル構築寄りで、物理アタッカー偏重のときに出していました。

🔴ユキノオー

H90 A92 B75 C92 D85 S60
タイプ:くさ・こおり

持ち物:おんみつマント
性格:D↑ A↓
特性:ぼうおん
テラスタルタイプ:どく

技:れいとうビーム
  だいちのちから
  みがわり
  やどりきのたね

努力値:H252 B76 D180

⚡主な役割対象
ラウドボーン、キョジオーン、ドオー、ヘイラッシャ、ニンフィア、ブラッキー、モロバレル、ドヒドイデ

⚡採用意図・役割
ラウドボーン完全メタ+受けポケモン破壊です。

本パーティは相手の積構築に対してはいったん有利を取らせてからメタモンで捲ることを基本路線にしています。そこで厄介になるのが特性てんねんのポケモン。中でもラウドボーンはそのままでは極めて対策が取りづらいポケモンです。

そこで特性ぼうおんのユキノオーでラウドボーンを完封することにしました。特性ぼうおんでラウドボーンのフレアソングやうたうは無効化されます。またH252とD180にすることでC4振りのラウドボーンのシャドーボールのダメージが21.3 ~ 25.8%の範囲に収まります。これはユキノオーのみがわりが高確率で割れずに済むラインです。
持ち物におんみつマントを持たせることでシャドーボールでのDダウンも許しません。

合わせてヘイラッシャ、ドオーの残りのてんねんメンバーとキョジオーンも見ることができます。一撃必殺持ちの相手には初手みがわりが最安定です。テラスタイプはドオーやドヒドイデのどくどくに対応できるようにどくにしています。

こおり技とじめん技という攻撃技も非常に優秀で、この組み合わせを効果半減で受けられるポケモンは環境上位には存在しません。
とはいえアタッカーではないため、相手のパーティにラウドボーンやヘイラッシャがいる場合や、パーティが受けループ寄りのときには選出安定のポケモンです。

🔴ハラバリー

H109 A64 B91 C103 D83 S45
タイプ:でんき

持ち物:とつげきチョッキ
性格:むじゃき( D↑ A↓)
特性:でんきをためる
テラスタルタイプ:こおり

技:ボルトチェンジ
  パラボラチャージ
  アシッドボム
  テラバースト

努力値:H244 B44 C44 D196 

⚡主な役割対象
サーフゴー、ドラパルト、サザンドラ、ウルガモス、ロトム系列、ジバコイル、キラフロル、グレンアルマ、その他特殊アタッカー全般+ガブリアス

⚡採用意図・役割
万能の特殊受け+ガブリアスメタです。

とつげきチョッキ込みでの特殊耐久は白眉で、サーフゴーのシャドーボールを乱数5発で受けることができます。返しのパラボラチャージで確2で、しかも回復まですることができます。
特殊アタッカーに対してほぼ安全に後出しすることができるのがハラバリーです。

技構成も、回復ができるパラボラチャージ、何かと便利なボルトチェンジ、相手のDを2段階確定で下げるアシッドボムと隙がありません。

Cに44振ることででんきにかえるの充電状態で無振りウルガモスをパラボラチャージで高乱数2発にしています。低乱数を引いたとしても次のターンでボルトチェンジを打てばほぼ確実に仕留められます。

テラスタイプをこおりにすることでハラバリーに対する交代先として非常に出されやすいガブリアスを一撃で倒すことができます。
ただしハラバリーにテラスを切ることでガブリアスを倒しても後がきつくなることも往々にしてあるため、その場で倒すべきかどうかは慎重に判断しましょう。

🔴ワタッコ

H75 A55 B70 C55 D95 S110
タイプ:くさ・ひこう

持ち物:ゴツゴツメット
性格: S↑ A↓
特性:すりぬけ
テラスタルタイプ:あく

技:ギガドレイン
  やどりぎのたね
  コットンガード
  ちからをすいとる

努力値  H108 B252 S148

⚡主な役割対象
カイリュー、ガブリアス、ドドゲザン、セグレイブ、ヘイラッシャ、コノヨザル、マリルリ、ミミッキュ、イルカマン、その他物理アタッカー全般

⚡採用意図・役割
最強の物理受けです。

ワタッコはぶっ壊れ技であるちからをすいとるを覚えるポケモンの中で最も素早さが高いポケモンです。また、ちからをすいとるとB3段階上昇のコットンガードを覚える唯一のポケモンでもあります。

この技範囲と種族値のおかげで、HPとぼうぎょの種族値自体はそれほど高くないにも関わらず、ほぼすべての物理アタッカーに対して強く出ることができます。
S148は最速ミミッキュ抜き調整です。

ドドゲザンとコノヨザルの特性がまけんきだった場合には逆に攻撃力を上昇させることになってしまう点には要注意。割り切って相手を強化しまくり裏のメタモンに任せるか、極力ちからをすいとらずに立ち回るかを素早く判断していました。

攻撃技はギガドレインにしていますがこれは結構悩みどころで、以前はこれを虫技のかふんだんごにしていました。かふんだんごを持たせることでマスカーニャに強く出られるメリットはあったのですが、汎用性が落ちてしまうため結果的にギガドレインに落ち着きました。

🔴メタモン

H48 A48 B48 C48 D48 S48
タイプ:ノーマル

持ち物:こだわりスカーフ
性格:B↑ S↓
特性:かわりもの
テラスタルタイプ:ノーマル

技:へんしん

努力値:H252 B252 

⚡主な役割対象
カイリュー、ガブリアス、ドラパルト、サーフゴー、サザンドラ、ウルガモス、コノヨザル、ミミッキュ、ボーマンダ、ギャラドス、クエスパトラ、パルシェン
その他積みアタッカー全般

⚡採用意図・役割
相手のポケモンにへんしんするポケモンです。
メタモンを使用する際にはへんしんとかわりもの仕様を細かく把握する必要があります。

・みがわり状態の相手には変身できない
・ボルトチェンジなどで相手ポケモンを倒した後にメタモンを出すと特性のかわりものは発動しない
・技のPPはすべて5になる
・へんしん状態のメタモンにへんしんすることはできない
etc

本パーティではほとんどの場合、抜きエースとして活躍させていました。相手の積みエースに対して投げて、そのからの全抜きを狙うのが基本路線です。
そのためメタモンを選出した場合には、できるだけメタモンがいることを隠して最後の最後で登場させるようにしていました。

持ち物は相手ポケモンがこだわりスカーフを持っていない限りは確実に先手を取ることができるこだわりスカーフでほぼ確定。技が1つしか使えないというデメリットはありますが、他の持ち物を持たせることでメタモンを出す時点で運勝負になってしまうデメリットのほうが大きいと判断しました。
きあいのタスキという手もありますが、カイリューの流行などでステルスロックが巻かれやすい環境であるため、試合終盤に出すことが多いメタモンにきあいのタスキを持たせても機能しにくかったので安定のこだわりスカーフに戻ってきました。

ただし相手のテラスタイプを読んで技選択を行う必要があるため、読み間違えたあとの挽回可能性があるきあいのタスキのほうが良いという考えもあると思います。ここは好みの問題です。

性格がB↑ S↓でBに252の努力値を振っているのはメタモンミラー対戦用です。お互いのポケモンがみちづれで倒れて、最後の1体がメタモン同士になったときなど極めて稀なケースに限られますが、そのときにこの調整を行っているかどうかで勝負がわかれます。

メタモンミラーの場合は、
①おたがいにへんしん→失敗を繰り返す
②へんしんのPPが切れる
③わるあがき合戦になる
となることが確定しています。
そしてメタモンのAに252振っても、わるあがきでは相手のH252メタモンは乱数5発となります。わるあがきでは攻撃のたびに最大HPの1/4の反動ダメージを受けるのでメタモンミラーではわるあがきを先に使ったほうが負けてしまいます。
そのためSを遅くして相手のメタモンに先に行動してもらうことがメタモンミラーでは勝利に直結します。もちろんへんしんのPPも増やしておきましょう。
ちなみにこのケースに立ち会ったことは1回もありません。

🔴ケンタロス

H75 A110 B105 C30 D70 S100
タイプ:かくとう・ほのお

持ち物:たつじんのおび
性格:S↑ C↓
特性:いかく
テラスタルタイプ:こおり

技:レイジングブル
  じしん
  インファイト
  アイアンヘッド

努力値:H4 A252 S252

⚡主な役割対象
マスカーニャ、ドドゲザン、サザンドラ、キラフロル、ジバコイル、グレンアルマ、ソウブレイズ

⚡採用意図・役割
上記5体では対応しにくい相手に対応するために採用しています。最初はあく・ほのおのもらいびヘルガーを使っていたのですが、受け出しが多くなるこのパーティとの相性がすこぶる悪く、ある程度の耐久がありつつ技範囲が豊富なケンタロス(炎)が最終的に内定しました。
中盤~終盤にかけてのスイーパーとしての役割を持たせることが多いポケモンでした。

技構成に関しては、レイジングブル、インファイト、じしんは確定で、残りの1枠がころころ変わっていました。最終的にフェアリーへの打点を持ちたくてアイアンヘッドにしていますが、ほとんど使用機会がなかったため別のもののほうが良いかもしれません。
テラスタイプが氷なのはテラバーストこおりを使っていた頃の名残です。

選出・運用方法

基本選出は存在しませんでした。
選出でよくあるのが、相手のAやBに対して強いX、CやDに対して強いY、残りはなんだかんだ活躍するZ、といったパターンだと思うのですが、種族値のパワーが低いポケモンで勝とうとすると「なんだかんだ活躍する」というポケモンがいないため選出が毎回命がけになります。

とはいえよくあるパターンだとワタッコ、ハラバリー、ママンボウ、メタモンの4体からの組み合わせが多く、そこに要所要所でユキノオーやケンタロスが入るケースが多かったです。

レンタル公開

レンタルパーティも公開しておきます。
ぜひ使ってみてください。

チームID:T69Q38

最後に

2か月間ポケモンをやりすぎたので2月からは控えめにします。

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