(Mastodon) 気負わないアドミンライフ

3年ほど前から、Mastodonのサーバー「nagoyadon.jp」を運営しています。

Mastodonとは、超ざっくり言うと、自分で建てられるTwitterのように短文投稿ができるSNSです(Twitterみたいと言うと怒られてしまいますが)。

仕組みを語ると長くなってしまいますので、詳しくはググったり公式解説動画を見たりしてください。
(ナレーションは英語ですが日本語字幕があります)


わたしのサーバーは構築・保守からモデレーションまで、ワンマンで運営しています。さて、前置きが少し長くなりましたが、初期の頃を思い返してみると、なかなか無茶をしていたなという感じです。

ワンマン運営ですので、サーバーの構築・保守、そしてモデレーションやPRなども一人で行う必要がありました。
初期の頃は、謎の熱があって何とかこなしていましたが、元から人見知りだったこともあり、だんだんつらくなってきてしまいました。
「管理者だから~」という一種の気負いや、何らかの嫌なことががあったんだろうと思います。

そこで、お知らせなどを投稿する管理者アカウントと、普段使いのアカウントを分けることとしました。

それにより、できなかったこともできるようになりました。
たとえば、不快なアカウントをミュート・ブロック(個人単位なので他のユーザーに影響しない)ができるようになったり、割と万人受けしない事柄も投稿するのに心理的ハードルが下がったりと、自己表現がしやすくなりました。

また、他のユーザーから見た場合、管理者アカウントだけをフォローしておけばサーバーの状況など重要な情報は押さえることができますし、わたし個人の投稿が不快であればブロック・ミュートしてもらえばよくなりました。
(以前までは重要なお知らせと普段の投稿を同じアカウントで行っていたため、気に入らないけど仕方なくフォローしてやってるみたいな人もいたかもしれません)
また、新規ユーザーが参加すると問答無用で管理者ユーザーをフォローする設定になっていますので、初めて見るタイムラインがわたしの投稿で埋め尽くされていたらあんまりいい気はしないよねというのもありました。

わたしが運営しているサーバーなので、何をしてもわたしの自由ではありますが、一般に開放している以上、管理者は常に"大人の対応"をする必要があります。
が、運営者といえども生きていますので、常にそういう状態でいることはできません。たまにはしょーもない下ネタも言いたいこともあるでしょう…。

また、副次的に「運営者の普段の顔が垣間見えてよい」というお声も頂くことがあります。ありがたいことです。


運営者といえども、いちユーザーとして楽しみたい。しかし重要なお知らせはみなさんに伝えたい。じゃあアカウントを分ければいいじゃない。というお話でした。


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