見出し画像

ジャイアントフォレストとシマリス

先日、初雪降りたてのセコイア・キングスキャニオン国立公園に行ってきました。セコイア・キングスキャニオン国立公園といえば、樹齢3桁クラスの世界最大の杉巨木の森とシマリス!ということで、シマリスがたくさん撮れたのでちょっぴりシマリスのおすそわけです。

杉の森に分け入ってみましょう。。。

その前に。。。ジャイアントセコイアの杉がどのくらい大きいかというと。。。

この杉たちクラスでもまだ若者です。丸で囲ったのがヒトです。

この時期リスは冬眠中かな?と、雪が残る林の中を見回してみると。。。

シマリスのかわいい足跡だらけ!
シマリスの足跡と杉の種?

足跡のそばには杉の種が落ちていて、気がつくと種はハラハラと螺旋を描きながらあたりに舞い降りていました。この夏、セコイアでは大規模な山火事があったので心配していたのですが、セコイア杉の種は山火事の灰からしか発芽しないそうなんです。セコイア杉の成長に山火事は必要なのだそうです。黒く焼け焦げた痛々しい姿の杉の木のそばには、まだ小さい杉ベビーの姿も!山火事で森はまた新しく産まれ変わろうとしていました。そんな光景を見ながら、ナウシカの腐海の森を思い出していました。森は生きているんだなぁ。。。

そんな感慨にふけっていると、はらぺこシマリスがごはんを探しにやってきました!
冬のシマリスはお腹が冬毛でふわっふわです。

そして、やはり世界一の「シャーマン将軍の木」を見ずには帰れません。

「シャーマン将軍の木」もはや写真におさまりきりません。

シャーマン将軍の木がどれほどすごいかと言いますと、直径31メートル、高さ84メートル、樹齢2,000年超えの精霊が宿っているかのような存在感のある杉の木です。そしてまだまだ成長しているそうなんです。

そんなシャーマン将軍の木のすぐそばにもシマリスが。

ごはんを一生懸命ほおばったり、ひなたぼっこしたり。。。
小さな身体でちょこちょこ動き回っています。

この小さなかわいいシマリスは、ひとしきり木のまわりでリラックスした後、突然、シャーマン将軍の木を登り始めました!

太い幹をするする登っていきます。
どんどん、どんどん小さな体がもっと小さくなっていきます。

そして、はるか上のほうの幹の茂みに消えてゆきました。この小さな小さなシマリスは、世界一の杉「シャーマン将軍の木」在住の、主さんだったんですね。そう考えると、私たちはこの巨木の小さな主に会えたわけで。。。感慨深いものがありました。シマリス界では、「シャーマン将軍の木」は一等地だったりするんでしょうか?

シマリス以外のリスにも出会えました。シアトルにいたDouglas Squirrel(/ダグラス・スクワール ※ちなみに、りすは英語でSquirrel / スクワール、シマリスはChipmunk / チップマンクです。かわいい名前ですよね!)に似ています。すごく用心深い子たちで、ヒトの姿を見ると「キョッ キョッ」と警戒声を出して消えてゆきます。頻繁にその姿は見れないのですが、くいしんぼさんなので、夢中で食べてる間はゆっくり会うことができます。

木の実の皮をむいています。
ひなたぼっこでしっぽもふんわり。

たくさんのシマリスやリスたちに会えて、大満足のセコイア・キングスキャニオン国立公園探訪でした。そして、最後におさらいの追いシマリスで締めくくりますね。

岩の上でひなたぼっこ。
しっぽをピンッとちょっぴり警戒モード。
誰かが残した冬の思い出。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?