「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」 レビュー(ネタバレあり)

今までになりワンダーなマリオ体験

基本的に1ステージごとにワンダーフラワーというアイテムが置かれており、取るとステージに変化が起きる。俯瞰視点になったり、スライムになったりワンダーなマリオを体験できる。これが非常に楽しい、どんなことが起きるのかなと毎ステージ楽しみになってくる。どのステージも個性があり、またかよとはならないようになぅている。
本作では変身アリテム(ファイアフラワーなど)が少ないのだが、ワンダーフラワーを取ればスライムやクリボーになれるためそこを補っている。
逆に言うとワンダーフラワーを取れなかったときの印象が薄くも感じた。ワンダーフラワーありきのステージになっていると思う。ワンダーフラワーを探さないといけないのだが、これに関してはアイテムがあることを教えてくれるバッジによる救済がある。

素敵な演出

筆者はここが一番気に入っている。
今作のマリオはリズムをゲームのメイン要素として取り入れている。
音楽に関して言えばどのステージも音楽がいい。特に最初のステージの音楽が爽やかな感じでこれから始まるぞ感がでている。しゃべる花や音がなるブロックなども用意されおり、ゲームを盛り上げようという演出が見られる。
しゃべる花は時々ギャグのようなことを言ってふふふとさせてくれる。

さらに、細かいキャラクターの動きが多い。
頭上で音が聞こえたらマリオは上を見るし、土管に入るときには新しいモーションが追加されている。筆者が好きなのは、ゾウマリオでドアに入るときお尻がつっかえるというかわいい演出がある。

パックンフラワーが歌ってくれるステージがあるのだが、それが本当に好きなステージだ。まさか、パックンフラワーが歌ってくれるとはワンダーである。しかも、歌がいい(笑)。

クリア後の画面にはステージプレイ中のワンシーンを写真にして見せてくれる。なかなかいいところを切り抜いてくれている。

個人的なムムム

ここは個人的に感じたムムムな点なので注意

今作にはスペシャルステージという最難関なステージがある。
難しいやりこみ要素であり、やらなくてもいいものであるのは筆者も重々承知している。しかし、できる要素はやっておきたいのがゲーマーである。
個人的にはスペシャルステージをプレイしたときに感じたのは面白さより疲労感であった。
音楽に合わせて表れては消えるブロックを昇っていくステージがあるのだが筆者にはきつかった。筆者はリズム感がないからだ(笑)。テンポをゲーム側に握られるとこんなにもアレ?となるとは思わなかった。
また、これは感じたことで実際にはわからないのだが壁の当たり判定がシビアすぎないかと感じた。密着じゃないと壁ジャンプできないためそのたまま落下して終わることが多かった。

また、もし次回作があるのならボス戦でワンダーフラワーギミックを使って欲しい。今作はステージは面白いのだが、ボス戦がただの作業だと感じてしまった。せっかくいい素材があるのだから使ってほしいのでお願いします。

まとめ

今作は新しい試みをしたのが非常にいいなと感じる。正直な話、マリオというだけである程度の売り上げは保証されているだろう。昨今では開発費の高騰から安定して売れるリメイクや続編タイトルを発売するケースが多く見れれる。その中で続編ではあるのだが新しい試みに挑戦できるのが任天堂のゲームが面白い理由の一つだと思う。

一部を除き難易度は高くないため子供やお父さん、お母さんも一緒に楽しめるだろう。今後もピーチやマリオRPGなどマリオシリーズが発売されるが楽しみである。




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