入社理由もスラスラ言えるようになってきた話

2020年初のおみくじを引いたら、末吉でした。
吉か凶か、て言われたら吉、だから今年は良い年になる、てことにしました。

社会人になるとき、なぜか「名の知れた会社てつまんなくない？」ていう謎のプライドがありました。
だから、SEOとか、リスティングとか、横文字の仕事をしてる会社がカッコよく見えて、仕事内容分からないママ、人事の見た目とオフィスの雰囲気だけで就活してました。
しかも、そういう系の会社はまだベンチャー企業と呼ばれるような若い会社で、イケてる人が多いから、さらにカッコよく見えて。

でも本心は、「大手で戦ったら、絶対落とされる」て思ってたんです。
だから、自分が勝てそうな場所だけで戦おう、そう思ったとき、人数が少なくて、大手に比べたら人気もなさそうで、入りやすそうなのがベンチャーだったんです。
（当時の自分に会えるなら、馬鹿野郎、てゲンコツ飛ばしてやりたいです）

そんな中、就活イベントでいまの会社と出会い、とりあえず必要としてくれそうだから選考を受けました。
昔から、思ってもないけどそれっぽく話せちゃうタイプなので、面接で何を話したかは全然覚えてないんですが、気付けば内定をもらえていました。
就活を続ければ納得して内定もらえる会社に出会えたかもしれないけど、その時は一日でも早く就活を終わらせたくて、給料も良さそうだし、即入社を決めました。

入社以降、永遠に聞かれ続ける、「なんでこの会社入ったの？」という質問。
本当のことを言ったら、新卒の時には「こいつ、何も考えてないじゃん」て思われそうだし、今となったら憧れの先輩像が崩れそうだし、
結局、「事業もどんどん広がって、いろんな可能性を秘めてるしウンヌンカンヌン、、、」てあたかもこの会社と事業にめちゃ共感してる自分を作り上げてしまいました。

中堅社員と言われる年次まで新卒入社の会社に居続けて、
自分にはもっと別の全力で打ち込める職が他にあるんじゃないか、て
未だに思い続けてしまう理由は、きっと何も考えずに会社を決めて視野を広げられなかったからだと思うようになりました。

いまの会社に入社したことは人生経験としてよかったな、と思っています。
ただ、入社した理由、を聞かれると未だに本心を言えない自分と、それを上書きできるようなことを言えない自分が悲しくなります。

最近は、「今の会社に居続けてるのはなんで？」も増えてきました。
結局なんだかんだでこの会社が好きなのか、とも思いましたがそうじゃなくて、ただ外に出るのが怖いだけなんです。
今まで井の中の蛙でぬるま湯につかって生きてきたから、
しかも月日が経つにつれて仕事ができるようになってなきゃいけない気がして、仕事できる自分を実感できてないから不安で。
ここにいれば必要としてもらえる、居場所がある、そう思うと抜け出せないんです。
そんな自分に気づいてしまったいま、少しずつ自分の気持ちを整理しながら、新しいことに少しずつトライしていこうと思ってはいるので、その辺りのことも今後書いていければと思います。

もしこのnoteを読んでくれた方がいて、同じ気持ちを持っている、ないしは持ったことがある方がいれば、教えていただければ嬉しいです。

今日はいい天気なので、屋上でお弁当食べてきます。