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『混沌(chaos)』

わたしたちは、どちらかだけで存在している、というものはない。

光だけ。闇だけ。どちらだけで存在している、というのはない。

善だけ。悪だけ。どちらだけで存在している、というのはない。

陽だけ。陰だけ。どちらだけで存在している、というのはない。

結局、どちらか一方をしているつもりでも、それだけという偏った在り方は、何一つ存在できないようになっている。

どちらもあっての、1つであり、全体であるから。

幼虫のころは、美しくない?
サナギのころは、美しくない?
蝶々になったから、美しい?

どちらも経験しているから、美しさを感じるのだ。

だって、観ている自分に、どちらも、有るから。
どちらも、しっている、から感じるのだ。

だから、条件付きで美しさを決めていることに気づくと、成長するようになっている。

そのためにネガティブがあるのだ。

今日は『混沌』を召喚。

私たちは生きながら混沌的存在である。

バランスもなにもあったもんじゃない。常に、ね。

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