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化粧筆を使うと何がいいの?動物の毛を使っている理由は? 熊野が誇る化粧筆の良さを教えます

こんにちは。
熊野バーチャル筆まつりブログ
2度目の担当をさせて頂きます、書家 北村多加と申します。

今回私が書かせて頂く内容は・・・
なぜメイクには筆がいいのか? 筆には動物の毛が良いのか? ということです。
書筆も動物の毛を使用しておりますが、今回は化粧筆に特化して書いていきたいと思います。

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メイクにはどの道具を使っていますか?

皆さんご自身の普段のメイクには、どんな道具を使っていますか?
用途別に化粧筆をお持ちの方も多いと思いますが、アイシャドウやチークについてくる小さなブラシやチップ、スポンジ、パフなどをお使いの方も多いのではないかと思います。

私もかつては小さなブラシやチップを使っていました。
でも、もう20年前になりますが(;^_^A、化粧品会社に入社し、美容部員として仕事をしていた際、ブラシセットを購入して使うようになりました。
そしたら、仕上がりがどうも違うんですよね。

ファンデーションの密着具合、色物の発色具合など。

その時は自分で感じた肌感、仕上がり感で
「あ、筆っていいな」って思ったのですが、根拠を理解していませんでした。
仕事として、その筆を使うのが当たり前という感じだったので。

それがね、今回、熊野バーチャル筆まつりの運営に関わらせていただき、ようやく理由が分かったのです!!

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化粧筆を使う利点

私が「筆っていいな」と思った根拠がまさにここ!

「余計な力や技術がなくても、ムラなく仕上がる。」

要は、誰でも簡単にムラなく仕上げられるんです。よくテレビなんかでファンデーションを綺麗に塗る方法などをプロの方が紹介していると思いますが、ああいうテクニックがなくてもムラなく仕上げることができると。

そのため、筆を使うとメイク時間が短くなると、ズボラな方からも人気があるんだとか。いつものメイク道具を筆に置き換えるだけで綺麗になれるなら、ちょっと使ってみたいと思いませんか?


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なぜ動物の毛が良いの?

これには3つのメリットがあります。

・用途に合わせて選べる
・化粧含みがよく肌にしっかりと届く
・肌への負担が少ない

【用途に合わせて選べる】
まず、いろいろな毛の種類の中から選べるということ。

化粧品の硬さや粘度によって、扱いやすい毛の種類が変わります。また、毛の種類を変えることで、発色の仕方や色の入り方にも変化が。

例えば、柔らかい粉状のものならばリスの毛のブラシ、海外の化粧品のように硬めにプレスされているものは山羊というような使い分けができます。

他にも、リップなどの粘りの強い化粧品ならイタチのようなコシのある毛が向いていて、柔らかい毛のチークブラシだとゆっくり発色し、かための毛のチークブラシだとしっかりと発色するといった、目的別にも毛を使い分けることが可能です。

誰が使っても簡単、でも使い分けることでさらにこだわったメイクができることで、初心者から上級者まですべての方に愛されているのだと思います。

【化粧含みがいい】
また、動物の毛にはキューティクルがあります。
実はこれが重要!!

このキューティクルがあるからこそ、しっかり化粧品が筆に含まれて、肌にきちんと届くのです。
これが人口毛だとキューティクルがないので、筆の化粧含みが弱くなります。

もし、うまく化粧がのらないことがあれば、うまくメイク道具に化粧品が含まれていないという可能性もあるかもしれませんね。

【肌への負担が少ない】
さらに、摩擦熱が人工毛に比べて少ないので、肌への負担が軽くなります。
摩擦が強いと、色素沈着の原因になったり、肌細胞が力で移動することでしわの原因にもなったりもするそうです。

動物の毛だと、それが軽減されるのです。メイクを綺麗にするだけでなく、もともとの肌の状態をよくしておくためにも動物の毛を使った筆が良さそうですね。


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熊野筆を格安で手に入れるチャンス&プロのメイクレッスンも

熊野筆の化粧筆にも動物の毛を使ったものがたくさんあります。
そしてその質もこだわっている!

どんな化粧筆があるのかは、ぜひ22日からの筆の市で見てみてくださいね。
筆の市関連記事はこちらから。

また、年齢にあった筆を使ったメイク方法も、熊野バーチャル筆まつりの中でレクチャーしてもらえます!!
実は、年齢と共に肌は変化していくので、肌年齢にあった化粧筆を選ぶことが大切になり、肌の変化に合わせてメイクのポイントも変わってきます。

じゃあどうしたらいいの?となるとちょっと困りますよね。

それを解決してくれるのが、9/24に熊野バーチャル筆まつりで行われる熊野町出身のメイクアップアーティストによるメイクアップレッスン。
小人数での個別の質問も聞いてもらえるレッスンもあります。

お肌やメイクにお悩みがある方、化粧筆でのメイク方法を知りたい方など、ぜひこちらに参加してみてくださいね。
オンラインメイクレッスンお申し込みはこちらから。

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今回の記事は、書家 北村多加が担当させて頂きました。
https://ameblo.jp/cristal-syodo/
ありがとうございました。


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