【入試問題分析】渋谷教育学園幕張中(渋幕中)2023年算数

渋谷教育学園幕張中(渋幕中)2023年1次の算数について分析してみましたので、よろしければご参考ください。

【各問題の難易度】
大問1(1)A+☆(2)C
大問2(1)A+☆(2)B☆
大問3(1)A+☆(2)C
大問4(1)①A☆ ②A☆(2)B☆
大問5(1)A+☆(2)C(3)C

【考察・所感】
・各問題の難易度は、基本的には受験者の自己採点結果をもとに判定しています。(☆は正答率が高かった問題です)
・☆の問題(全8問)から6問正解すればボーダー付近、7問正解すれば合格者平均付近となります。
・大問1(2)のように、解法の方針は立つものの実際に正解することが難しい(相当正確な処理が必要になる)問題は、途中式記述のある試験では部分点を期待できますが、渋幕のようの正誤のみで採点する試験では深追いしない方が無難です。
・大問4(2)は正確な解法はわからなくても、見た目の直観で正解した受験者が多かったと思います。
・大問5(2)は非常に間違いやすく、迷いなく解答したものの不正解になった受験者が多かったと思います。
・大問5(3)で本格的な作図問題が1次では10年ぶりに出題されましたが、作図対策を十分に行っていても対応は難しく、(作図は出ないと思って)作図対策をしていなかった受験者も、結果的には不利にはならなかったと思います。

【入試結果・ボーダーライン】
合格者平均:58.7点(12問中7.1問)
受験者平均:47.8点(12問中5.8問)
ボーダーライン:51点(12問中6.1問)


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