難関校受験生が早めに受けておきたい模試【中学受験・算数】

私はオンライン面談を行う際に、お子様の現状を知る判断材料の1つとして直近3ヶ月の模試の結果を教えていただいています。
ただ、判断材料として参考になりやすい模試もあれば参考になりづらい模試もあり、特に難関校についてはその傾向があります。

首都圏の難関校受験において、判断材料として信頼性が高いと個人的に感じているのは下記の模試です。
・サピックス・各種模試(サピックスオープン、組分けテスト、入室テストなど)
・希学園・公開テスト
・浜学園・公開学力テスト

これらの模試に共通しているのは、母集団のレベルが高く、問題の難易度が適正である(易しすぎず、実力差が結果に反映されやすい)ことです。
逆に、母集団のレベルが(上記模試に比べて)低かったり、問題の難易度が適正でなければ、仮に非常に高い結果だとしても、判断材料としては鵜呑みにできないところがあります。

上記以外の塾に通っている難関校受験生におすすめしたいのは、早めに上記の模試を受験して、難関校受験生の中での位置を確認しておくことです。
例えば、5年前期に上記の模試を受験して厳しい結果が出ても、入試本番まで時間的な猶予がありますので、大幅な軌道修正を行うことが可能です。
しかし、6年半ばに初めて上記の模試を受験して厳しい結果が出てしまうと、そこから修正できることには限界があります。

また、異なる塾の組み合わせ(サピックスと希学園など)でも構いませんので、上記の模試を複数回受験することをおすすめします。
単発の結果では良くも悪くも偶然の要素が影響する可能性がありますが、複数回受験することで、より正確な状況が見えてくるからです。


■公式サイト「中学受験の戦略」
https://www.kumano-takaya.com/

■メールマガジン
中学受験算数のメールマガジンを不定期で配信しています。
希望される方は、こちらからご登録ください。
https://i-magazine.bme.jp/bm/p/f/tf.php?id=tkn910&task=regist

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?