【中学受験算数】正答率の低い問題をどれだけとれているか

塾の月例テスト(※1)や実力テスト(※2)で好成績をとるためには、正答率の比較的高い問題を落とさないことがポイントになります。

例えば、正答率40%以上の問題をミスせず全問正解すれば、仮に正答率40%未満の問題をすべて落としても、大体は偏差値55以上になります。

ただ、難関校を目指す場合は、正答率の高い問題を落とさないことよりも、正答率の低い問題をとる(とれるようにする)ことに意識を向ける方がいいかと思います。

正答率の低い問題をとれている受験生は、正答率の高い問題を落として試験全体の成績自体は振るわなくても、最終的には難関校に合格するケースが多いからです。

例えば、あるテストで正答率30%未満の問題が7問あり、各問題の正答率が下記の通りだとします。
28%、23%、19%、15%、10%、7%、3%

この正答率を合計すると105%ですので、平均的な受験者は7問中1.05問(約1問)正解するということになります。

この中から3問以上正解できていれば、仮に正答率80%以上の問題を何問も落として全体の成績は良くなくても、難関校入試で勝負できる可能性は十分にあります。

逆に全体の成績は良いものの、正答率の低い問題がほぼとれていない場合は、塾の課題だけでなく、自主的に応用レベルの問題集に取り組むなど、早めに対策を進めていく方がいいかと思います。

※1:サピックスのマンスリーテスト、四谷大塚の組分けテストなど
※2:サピックスのサピックスオープン、四谷大塚の合不合判定テストなど



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