【入試問題分析】桜蔭中2023年算数

桜蔭中2023年の算数について分析してみましたので、よろしければご参考ください。

【各問題の難易度】
大問1(1)A☆(2)B☆(3)①A☆ ②B+ ③B+
大問2(1)A☆(2)B☆(3)A+☆(4)B+
大問3(1)B☆(2)①A+☆ ②C
大問4(1)A☆(2)B☆(3)B+(4)C

【考察・所感】
・各問題の難易度は、基本的には受験者の自己採点結果と、四谷大塚の桜蔭入試同日体験受験の資料をもとに判定しています。(☆は正答率が高かったと推測される問題です)
・大問1(2)のウは難しい問題ではないのですが、処理が煩雑になるためミスしやすく、意外に差はついたのではないかと思います。
・大問1(3)③は実際に解いてみると取り組みやすい問題だったのですが、直前の②が難しい問題だったため、③をパスしてしまった受験者も多かったと思います。
・大問2(2)は「最後の穴に旗を立て終えるまで」という箇所を読み落とし、出発点に戻るまでの時間を求めてしまった受験者も多かったのではないかと思います。
・大問3(1)は難しい問題ではないのですがミスしやすく、意外に差はついたと思います。
・大問4は、十分に時間をかけられれば難しい問題ではないのですが、大問1~3が例年以上に時間を要する内容だったため、短時間で取り組まざるを得なくなった受験者も多かったのではないかと思います。(上部に記載した大問4の難易度は、十分な時間をかけられないという前提で評価をしています)
・平均点等のデータが非公表のため、正確な合格ラインを予測することは難しいのですが、合格ラインが16問中10問(正解率63%)を超える可能性は低く、16問中8問正解(正解率50%)+部分点、というのが1つの目安になるのではないかと思います。

※2023年度の合格速報を掲載しています。
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