プロ忍者の夫が「ぬいぐるみ遊び」を習得した

くま忍です。ニンニン。

我が家では中年の夫婦が日常的にぬいぐるみ遊びをしている。
いや、遊びというか、いつメンのぬいぐるみ達は家族であり人格があるのだ。夫とのコミュニケーションでは度々ぬいぐるみが登場するのだ。

結婚してもうすぐ４年になるが、私は一人暮らしの時にはぬいぐるみを家に置かないようにしていた。荷物を増やしたくなかったし、いらなくなっても気軽に捨てられなくなるのが嫌だったから。

一人暮らしの私の家にぬいぐるみがやってきたのは、夫と付き合っていた頃のこと。夫がAIRDOのクレジットカードに入会したとき、特典でもらったマスコットキャラクター「ベア・ドゥ」のぬいぐるみをプレゼントしてくれたのだ。私はいい年して舞い上がり、ベア・ドゥを溺愛した。

そして結婚し、ベア・ドゥと夫との同居生活が始まった。
私はストック癖があり心配性なので、夫にもらったベア・ドゥがボロボロになるのが不安になった。なので同じ形のベア・ドゥを予備で買った。ベア・ドゥは２体になった。

２体になったので名前をつけた。
初期ベア・ドゥが「１号」、新人は「２号」。

夫と会話する時は１号と２号も一緒に遊ぶようになった。
夫は幼少期以来初めてのぬいぐるみ遊びが新鮮だったようで、最初は興味本意で付き合ってくれていた。

そのうち、夫婦で会話する時には１号と２号がいることが多くなった。
少し言いにくい事を話す時は、ぬいぐるみを介して話すとさらっと話せるという事を発見した。

私が初期の１号を溺愛していたので、夫は２号で遊ぶようになった。
ひとりで家で映画を見るときや勉強するときには２号が夫の側にいるのだ。そういえば晩酌にも付き合っていた。

そして度々2号がSNSに登場するようになった。
プロ忍者の夫が投稿する忍者ネタの間に2号がひょっこり現れるのはとてもほっこりする。夫の忍者友人からびっくりされないか不安になったが、2号の写真にはしっかり「イイね！」が付いていた。忍者友達も２号に癒されているのか。

今では1号、2号の他に「スヌぞうさん」「スヌちゃん」「ファイターズ君」「ネコちゃん」「中国人さん」とメンバーが増え大家族になった。

現在の夫のお気に入りはファイターズ君。何かにつけては「ファイターズ君がいちばんかわいいな〜」と言って溺愛している。デートの時にはファイターズ君も一緒に出かける。

ファイターズ君のエピソードはたくさんあるのだが、書ききれないほどあるので、また今度。