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今のお葬式って。家族葬②

続きです。

父の亡骸が家に着いて間もなく、母の妹弟夫婦が駆けつけてきました。

母の妹弟は仲良しで唯一母が心を許せる人たちだと思います。

母だけが田舎を出てこちらで嫁ぎ、ほかの妹弟たちは実家付近で暮らしています。

みんな遠くからやってきてくれて、まだ通夜でもないけど、父の話に花を咲かせていました。泣いたり笑ったり大変だったと記憶しています。

父は前にも書きましたが団塊の世代真っ只中の人でした。
堅物でしたが、人の面倒見は良くて従兄弟が関西の大学を受験する時はわざわざ道調べをしたり、実家に数日泊まっていたんですが、受験が終わったら遊びに連れて行ったりしてました。

私の結婚式の時も、式が終わった数日間は、酒蔵巡りや、ロープウェイに乗ったり色々調べて連れて行っていました。

そういう話も、あんな事があった、こんな事があったと夜更けまで話していたと思います。

父の根本的な死因ですが、誤嚥による窒息でした。
胃癌が原因で逆流性食道炎や誤嚥性肺炎を何度も起こしていた父。

母が隣で寝ていましたが、真夜中の事で母も気づかず乳は息を引き取ったと思われます。

私が駆けつけた時に見た亡骸は涙を流していたので、自分が死にゆく事がわかったのではないかと思います。

母は自分のせいかな?と何度も言ってきましたが、違うよ、仕方がない事だったと何度も言いました。

私は子供(年齢的には立派な大人ですが、母にとっては子供)で、実の妹達に話をたくさん聞いてもらえてよかったと思います。

通夜、告別式は母、兄、私たち夫婦、母の妹弟夫婦と大阪に住んでる私から見たら従姉妹夫婦と、父の唯一の肉親の姉。
父の兄妹はあと三人いますが絶縁してますので知らせません、、、と言うか連絡先もわかりません。

総勢13人の本当に小さな家族葬。

に思えますが、母の妹弟夫婦の子供、私の従兄弟達が供物や供花をたくさんしてくれたので、豪華なお式になりました。

祭壇は布をかけてしまうので立派なものの必要はないと葬儀屋さんが言うので、本当に簡易的な安い物を選択。

祭壇周りのお花はセットの物だけでは寂しそうだったので追加。

棺は木材のでは簡易的で可哀想だと、周りが布で覆われている物を。

白装束も少し良い物を。
今は火葬の制約が厳しくて好きな物を着て旅立つと言う事が中々出来ません。

後は通夜と告別式での料理。飲み物は冷蔵庫があり飲んだ分だけ支払う方式でした。

あと、霊柩車はセット価格に含まれていました。
湯灌もセットに含まれていたと思います。

おくりびとの映画が有名になったことから、想像できると思いますが、旅立つ前にお風呂に入り体を清め白装束に着替えてお化粧をしてもらいます。

足には草履を履かせるのですが、こちらはご家族様でと言うことでみんなで履かせました。

家から葬儀場。葬儀場から火葬場。火葬場からまた葬儀場。こちらの何往復かの霊柩車代はセットで、みんなは乗れないのでバスを出していただくのですがこちらは追加料金です。

あと、遺影はセットに含まれていました。

後、絶対に必要なのが、お寺さんへのお布施とお車料と御膳料になります。

ハッキリ言って相場も何も分からなかったですが、葬儀屋さんが教えてくれます。

葬儀屋さんがお寺さんに聞いてくれるのだと思います。

父は次男でお寺さんとも付き合いがなかったので、葬儀屋さんに宗派を伝えて葬儀屋さんがお寺さんを呼んでくれます。

幸いにもこの時のご縁のあったお寺さんはとても良い人で、いまも法事をお願いしています。

話がそれましたがお布施はピンキリです。
葬儀の時は戒名もお願いしますので、それによってもお値段が違いますが、母は豪華な戒名ではなく普通ので良いと言いましたので、そんなにビックリするほど高いお布施ではありませんでした。

後は宗派により、いろいろ違いがあるようでした。 

通夜の前日に家で1夜を過ごして、翌日お昼頃に斎場に移動して、夜に通夜。
通夜の夜は斎場でみんなで泊まりますが、私は愛猫のお世話もあり心配ですので家に戻りました。

斎場に泊まる費用は布団代が別途かかるようでした。母、母の妹3人が泊まったと思います。
兄と、母の弟夫、母の妹の旦那さんが実家に泊まったと思います。

私と元夫の家と両親の家は徒歩10分程度。
実家から斎場まで車で10分もかからない所にありましたので移動が楽でした。

またまた長くなったので今日はこの辺りで。

今日の愛猫さん。珍しく横に座ってます。

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