to be good(9/366)
私は自分のデスクに透明のデスクマットを敷いて、そこにいろいろなものを挟んでいます。そこに、とある経営者の方からいただいた1枚のポストカードがあり、次のように書かれています。
to do goodを考える前に
to be goodを目指しなさい
牛尾治朗
ウシオ電機会長の牛尾治郎氏のサインペンで書かれたような書。
ポストカードの宛名面には、学生時代の牛尾氏が就職先についてご縁のあった安岡正篤氏にご意見を伺った際にいただいた言葉であるとの説明が書かれています。
よき事を成そうとする前によき人物であれ
私にも、デザイナーとして何かを成し遂げてやろうと考え、そのためにはどの会社(どういう会社)で働くべきかについて悩んだ時期がありました。
あれから15年以上が経ち、いまは会社の説明会で「何を仕事にするかではなく、誰と仕事をするか。」という話をさせてもらうようになりました。
パソコンに向かって、自分のデザインと向き合って、自分のデザイナーとしての腕を磨くことはできても、その仕事自体が自分自身の人間性を磨いてはくれません。月並みな言葉ですが「人は人によってしか磨かれない」のです。そのことを、この1枚のポストカードが思い出させてくれるのです。
1月7日に福岡でイベントを開催しますが、今回私は登壇しない予定となっていますので、就活生のみなさん向けにいつも話すメッセージをひとつだけ。
何を仕事にするかではなく、誰と仕事をするか。
仕事も人生も人と人とのコミュニケーションが非常に重要です。何を仕事にするかではなく、誰と仕事をするか。誰と一緒に働くかが人生に大きな影響を与えます。あつまるで一緒に働きたい人が見つかったなら幸いです。