時間をつくる3つの方法。(15/366)
1日は24時間しかありません。そして、「あと1時間あれば」とか「あと1日あれば」とか思ってしまうこともあります。意外と段取りが苦手で。
そんな私が心がけていることは3つあります。
1つ目は、なんとなく同じやり方でやってしまっていることを見直すこと。世の中はどんどん便利になっています。昔はひとつずつポチポチしないといけなかったことが、プログラムを使えばあっという間に終わってしまうこともあります。私はそのためにプログラムを勉強するほどです。つまり「もっと良い方法があるんじゃない?」と常に考えることですね。塵も積もれば山となる、ということです。
2つ目は、考えることと作ることを完全に切り分けること。新人によく教えることなんですが、何を作ろうとしているのか分からないまま作りはじめてしまうとキャンバスのうえで迷子になってしまうんですよね。だから、手描きでササッと設計図を書いて作るものを決めてしまう。決まってからモニタで作る。これだけでずいぶん変わるんだけどな。家でお風呂に入っているとき、ベッドに入ったとき、会社に行くときにボヤーッと考えて、「見えた!」となってからつくり始める感じ。
3つ目は、ズバリ!できるひとに頼ること、頼れる仲間を増やすことですね。自分だけだと1日は24時間しかありませんが、もうひとりいれば1日は48時間になりますし、さらにもうひとりいれば72時間になります。でも、これがいちばん難しいんですよね。
1つ目と2つ目の方法は業務効率化という「改善」ですが、3つ目は「変革」ですね。時間の壁を突破するためのイノベーション。
私はラーメンズのコントが大好きなんですが「小説家らしき存在」というコントで小説家が次のような話をします。
まず、紙飛行機を1機折ってください。これは、すごい偶然ですが、あなたが今折ったその紙飛行機は、これまでに全世界で折られてきた紙飛行機の、ちょうど1億機目の紙飛行機なのです。この先、どこかで、誰かがちょうど二億機目の飛行機を折ることになるのは、およそ20年後になります。あなたは狙いを定めて折りますが、惜しくも2億1機目を折ることになってしまったとしたら、どう思いますか?たったいま、あなたがこの1機を折っていなければ、将来あなたが2億1機目を折る際、1機引いて、ちょうど2億機目を折ることができたはずなのです!
仕事には重要度と緊急度があります。誰でも「重要で緊急な仕事」はすぐに始めますが、「重要だけど緊急ではない仕事」は後回しになりがちです。でも、いま起こした行動で必ず未来は変わります。バタフライ効果です(知らないひとは検索してみて)。さて、あなたがいま取り組んでいる目の前の仕事は、あなたの未来にどんな変化を起こしますか?