反面教師?
私がずっと握りしめていた夢のひとつは、
「お母さん」になること。
「お母さん」が大好きで、憧れて、
この夢を握っている方も
少なくないかと思うけれど、
残念ながら、私は全く違っていた。
キライとまでは言わないが、
「母」が苦手な相手で
その言動に疲れてしまっていた。
私が望む「母」のあり方とは
かなりかけ離れていた存在だった。
いつしか心の中に、
泣くことも忘れ膝を抱える
小さな自分がいた。
そんな「子どもの心」を持つ私だから、
子育てを通じて、
育ち直しがしたかったのかも知れない。
「お母さん」になる夢は叶った。
でも、子どもが抱いた「お母さん」に
私はなれたのだろうか?
少なくとも
私自身が「母」という存在に
望んだことに対しては、
最大限の努力を持ってきたという
自負はある。
私にとっての「母」の存在は、
憧れ・お手本というより
反面教師だったようだ。
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