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ミナミホールディングス株式会社 代表取締役社長 ”江上 喜朗さん”

人の可能性、個性をとても大切にされ、お互いに補い合いながら組織全体の成長を築いていらっしゃる、”江上 喜朗さん”のお話をお伺いしました。

江上 喜朗さんのプロフィール
出身地:
福岡県大野城市
活動地域:福岡、全国、ベトナム、カンボジア、ウガンダ、などなど
経歴:
東京理科大学卒業後、リクルートのグループ企業、ベンチャー立ち上げを経て、2010年に入社。2011年南福岡自動車学校社長就任。現在はミナミホールディングス 代表取締役社長としてグループ全体を統括している。
現在の職業および活動:ミナミホールディングス株式会社 代表取締役社長
座右の銘:
幸あれ!

「クリエイティブの力で、古いものを新しいものに変身させていく。」

Q1.江上さんは、どのような夢やビジョンをお持ちですか?

江上 喜朗さん(以下、江上  敬称略)
今、世の中は、最先端のテクノロジーやAIにより、速いスピードで進化をしています。ただ、一方で僕たちのようなローカルビジネスは化石化され、最先端とどんどん距離が離れているんですね。

ローカルビジネスは、昔ながらのやり方を守って労働生産性を下げています。最先端のテクノロジーを企業やサービスに導入することを通して、労働生産性が上がります。なので、クリエイティブの力を入れることで、古いものを新しく変身させていきたいです。そして、どんどん生産性を上げていくことが大事だと思っています。

「常に最先端に耳を傾け、すぐに取り入れる。」

Q2.それを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?

江上 目標や計画は立てていません。最先端はどんどん進むので、目標を立てていてもすぐに変化します。だから、常に最先端の若い人の話を聞き、すぐに取り入れるように意思決定をしています。

「得意なことを最大限活かし、お互いに補い合うことで、会社全体のパフォーマンスを発揮する。」

Q3.その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような(基本)活動をしていますか?

江上 人間の素質は、生まれた時にある程度規定されています。遺伝子の配列や、家庭環境は選べませんよね。なので、その素質を最大限に生かすことがその人にとって1番幸せになるのでは。と、思っています。僕も出来ないことはたくさんあります。人をまとめることや、決められた通りのことをやることは、とても苦手です。僕の苦手なことは、得意な人にお任せしています。逆に、好奇心が強く、ロジックは得意なので、そこは最大限発揮しますね。

一人一人が得意分野をやりがいを持って仕事をすることで、個人の未熟を補い合い、会社全体として大きく加速していく。それを創って行きたいです。

社長が未熟だと安心感ありますよね(笑)。未熟だと余白が生まれ、人は余白を埋めたくなります。そうすると自発性が育ち、生きてる意味を感じるんです。なので、僕も社員から本気で怒られます(笑)。

記者 未熟な社長。すごい役割ですね!

「自身を信じて突き進んだ経験が、大きな自信に繋がっています。」

Q4.そもそも、その夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

江上 僕は30歳で親父の会社(南福岡自動車学校)を継ぎました。ただ、その時、25年間連続で右肩下がりという経営状況でした。「このまま行ったらヤバイ。」と、未来が予測できたので、経営理念から抜本的に改革を決意しました。しかしその反動で、従業員がどんどん退職し、社員が半数になりました。その様な状況なので、親や親戚、他の学校など、あらゆる人からの否定を受けました。とても辛くて、毎日不安で眠れず、心も体もボロボロでした。

改革がうまくいく確定は無く、否定されるたびに不安でした。けれど、自分がやらないと変わらない。自分の中にある「絶対に会社が良くなるストーリー」を信じて突き進む事で、腹を決めました。

その後、全ての従業員を得意な部署に人事移動をさせました。そうしたら、驚くほどに、全てがうまく回るようになったんですね。この経験が、僕の人生の中で一番の自信につながっています。

記者 周囲が反対されても、心折れずに改革を成し遂げることは、簡単な道のりでは無かったと思います。その意志の強さにとても感動しました。

一人の人間として見てもらえない悔しさ。」

Q5.江上さんが諦めずに、自分を信じ、改革をし続けられたのには、どのような背景があったのでしょうか?

江上 小さい頃、家が裕福だったことで同級生から、「お前は裕福だから頑張らなくても何でもできていいよな。」と言われ、自分は一人の人間として見てもらえないと思い、とても悔しかったです。その悔しさをバネに、自分の力を発揮出来るように、努力しました。
サッカーももの凄く下手くそでしたけど、めちゃくちゃ練習して選抜に入れました。僕は、”出来ないこと”が沢山ありましたが、”努力したらできる。”という、成功体験も沢山経験しました。

あと、小さい頃、親父がいつも決断している姿を見ていました。30年前に親戚中から反対されながら、ホテルのような建物やカフェをつくり、車も全部ベンツに入れ替えていました。常識に囚われない、豊かな感性を持っていたのだと思います。いつも怒ってて怖かったですけど(笑)。
母親は、庭の手入れをしてくれるおじちゃんたちに、良い対応をしてあげて、とても好かれていました。他のお家では、使用人を顎で使う様な人も居て、「うちの母ちゃんの生き方はいいな。」と思っていました。
父や母の姿が、今の僕の、人を大切にすること、周りから何を言われても意志を突き通すことの原点になっているのかもしれません。

「お前にも絶対に長所がある。それを見つけて生きる場所をつくってくれ。」

Q6.今、傷つき、悩んでいる子ども達に、メッセージをお願いします。

江上 長所を伸ばしていくことがとにかく大事だと思います。アスペルガーの人でも人の表情を汲み取れない人でも、めちゃくちゃプログラミングがうまいと言うことがあります。社会は、そういう子も受け入れ、多様性を認めて欲しいですね。その子の長所を伸ばせば、その子は救われます。本人は人よりも劣等感を感じたとしても、ちゃんと自問自答をして「こっちができるじゃん」って、自分で才能汲み取って仕事にして欲しい。ありのままの自分を見て、活かせる場所を見つけて欲しいです。

いじめられる気持ちや痛みは、僕もすごく分かります。学校以外にも世界はあります。「お前にも絶対に長所がある!それを見つけて生きる場所をつくってくれ!」と、伝えたいですね。

記者 多くの子ども達に勇気と希望が届く、力強いメッセージをありがとうございました。

江上 まだまだ社会は成熟して居ないので、私達ひとりひとりの精神が強くないと難しいと思います。だからこそ、そういう人が一人一人と増えていけばいいなと思います。

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江上 喜朗さんの活動、連絡については、こちらから
↓↓

Twitter:@YoshiroEgami


【編集後記】インタビューの記者を担当した熊倉と永野です。
多くの否定を受けても、自分自身を信じ突き進まれる芯の強さ。一人一人の可能性や個性を活かそうとされる優しさ。江上さんは、芯の強さと優しさを持ち合わせ、一人ひとりも大切にされながら、全体の事も大切にされる、素晴らしい経営者さんだと思いました。これからのご繁栄を心から楽しみにしています。

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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36

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