それは鼓舞ではないのでは?

「やるぞ!」「成功しなきゃいけないんだ!」「やる気出せ!」

これ、自分を鼓舞するには良いと思うけれど、【自分の不安や焦りが下地にあって】他人に言うのは違うと思う。自分の焦りを他人で解消しようとしても、うまくいかないし、余計ストレスがたまると思う。

他人は自分の思い通りに動かない

単純で当たり前のことだけれど、鼓舞して他人を動かすのならある程度、自分に冷静さ・心の余裕が無いといけないと思う。余裕がなければ

思い通りにいかない→ストレスたまる→焦り・不安→相手のやる気を削ぐ鼓舞→相手のやる気減る→思い通りにならない

と負のループに陥り、ほんとにしたかったことからは遠回りになってしまう恐れもあると思う。
実際、私自身が相手から焦り・不安からくる鼓舞をされて、やる気が上がるどころか、イライラしてうまくいけていないことがある。その方は普段からイライラすると怒鳴ったりしているので、そういう行動も含めて【お前が言うな】状態になってしまっているのも要因だ。
そんな時、心を保つために思い浮かべるのが

アドラーさんの課題の分離

イライラしている相手のイライラの原因は私の課題ではない。
自分に原因があってイライラしている場合は、改善していくことを考えるけれど、私ではどうにもできない部分【相手の仕事がうまくいってない】【時間的な焦りを感じている】【他人と折り合いがついていない】などは、私にはどうしようもないのだから、そこを気にして引きずりまわされる必要はない。

自分のやるべきことに集中するのが一番良い

本当に相手を鼓舞したい・やる気を上げたいと考えているのなら、自分の不安や焦りをベースに鼓舞するのではなく、余裕をもって周りを見渡して鼓舞した方が効率的だと思う。
そもそも論だけれど、鼓舞するにも普段の人間関係がベースとなるので、普段から褒めたり、いつも仕事ぶりを見ていると言うことが分かるような関係を築いていく方が大切だと思う。

そんなお話し。


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