Baby Metalの凄さと魅力を語る。そして分析
ここ2日Baby Metalのライブ動画をずっと見てる
たまにこういう事をする私
2014年にUKで行われたBaby MetalのSonisphere Festival のライブは何度見ても鳥肌が立つ
2014年。当時の私はドイツに留学3年目
英語もドイツ語も話せて、友達もいっぱいいた
それでも外人がなんとなく怖かった(特にメタル好きのタトゥーが入ったこういう強面の人達…)
そんな中、日本人の14-16才の女の子達がUKのロックフェスでメインステージに出演
当時は、日本国内で『海外で日本人は成功しない』信念が根強く
西洋でこんな大舞台に立った日本人は、過去初だったのではないかと思う
この大観衆の前でパフォーマンスって、他人事でも怖くて泣いちゃう
さらに当時は、異色のBaby Metalの登場をよく思わないメタルのコアファンも多かった
なんだこいつら?って思っていたのかもしれない
そんな強面の外人の大観衆(男ばっか)を前に『キュンキュン、ドキュン💘』って全力で言えちゃうところがなんかもうすごすぎて。。。
初めてこの動画を見た時は、別の意味で震えた
でも、ライブは大盛り上がりで、なんでこんなに…?って当時は謎だったんだけど
『勇気』だったんじゃないかと思う
このステージに立つの、はっきりいって誰もが怖い
ベテランのバンドが、アルコールやドラッグ中毒になるのも、大観衆の前に立つ恐れが原因としてあるのかと思う
そこで、怯む事なく十代の日本人の少女達が全力でパフォーマンスした
その勇気って本当にすごくて
動画のコメントを見てると、50代、60代のメタルのコアファンが、
『このステージを見ていてなぜか涙が出た、当時は理由はわからなかったけど、今思えば十代の少女達がこのステージで全力でパフォーマンスした勇気に震えたんじゃないか』ってコメントしてて
勿論、神バンドの存在とか、コンセプトとか、他にも受けた要因はいっぱいあると思うけど
私が何度もこの動画を見る一番の理由は、彼女達の『全力で自分を信じるエネルギー』なのではないかと思う
更に私が毎回見続けるのが、Baby Metalのモッシュピットとサークルピットの動画で
話変わるけど、2週間前にHappyちゃんがMOMEDのライブをやった
そのコンセプトは『5000人で感情、喜怒哀楽そして恐怖を味わう』
特に、日本人が避けがちな、怒り、悲しみ、恐怖という感情を
5000人が全力で一緒に体感することで、『大丈夫なんだ』という安心感に変える。そういう時間だったのだと思う
怒り、悲しみ、不安、恐怖、というネガテイブな感情は下手に出すと、相手を傷つけたり、不快感を与えるから日常で無意識に抑えがちなのだと思う。特に優しい人や、日本社会はこれをやりがち。
でも、これだと感情をホールド、抑圧し続けることに無意識にエネルギーを使い、結果、喜びや楽しみという感情も抑えてしまい、感情全体を感じられなくなっていく
なのでMOMEDのライブのテーマは、『安心できる場で、全力で感情の抑圧解放』だったのかと思う
そして、Baby Metalのモッシュピット
色々UPされてるけど、これは私のお気に入り
海外のモッシュピットってこんな屈強な男どもがぶつかり合ってて怖い(巻き込まれたら死…)って最初は思ってたけど、よく見てると、ぶつかり合ってても倒れた人がいたらみんなですぐ助け起こすし、『お前、ぶつかろうぜ!』目と目があってドーンみたいにやってるのがすごく微笑ましい
知らない人達だけど、仲間感に溢れてて、暴れながらもみんながすごく楽しんでるのが伝わってくるし、普段日常で知らない人達とこんなに楽しく暴れ回ることってないと思うから、すごくいいなって思う
で、これは暴力の解放なのかなって思った
男性は特に、力のパワーを無意識に抑圧しがちなのかもしれない
でも、ぶつかり合っても大丈夫。の安心感と解放感を感じられたら、安心できるよね
その開放感のエネルギーに溢れてるから、この男共が理由なくぶつかり合うわけのわからん動画を、私はずっと見ているのかなって思った
ちなみに日本のモッシュピットはぶつかり合うのではなく、みんなでぐるぐる回る感じで、これも楽しみながらもピースフルな一体感がいいなって思う
感情の抑圧も、力の抑圧も、誰かを傷つけたくないという『想い』から来ているのかと思うと、結局人って優しいよなって思う
でも、出しても大丈夫なんだ。一緒に喜び合えるんだっていう安心感を感じられたら更にいいよね。
その開放の鍵は心の起点のベクトルなのかな?
自分自身を信じる事。そして他者を信頼する事
深いなぁ。
#未熟な自分を許しながら 、成長していこう
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