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2021シーズン イーグルス22回戦

F 3 - 1 E in楽天生命パーク宮城 対戦成績10勝10敗2分

先発転向後、河野にようやく勝ちが付いた。
ずっとQSを続けながら援護に恵まれないでいたが、
今日の河野は一味違ったし、
野手も勝つんだという強い気持ちが出ていたように思えた。
理由は色々あるだろうが、
相手投手が早川だったことが大きな要因のひとつなのではないか。
小柄な左腕の笑顔がまぶしい。

あくまで個人的見解を述べたくて書いているnoteだが、
2試合ほど体調不良で休みました。
ろくに試合を観れていないので感想も何も…という感じだった為。

さて、カード変わって昨日から仙台へ乗り込んだわれらがファイターズ。
同い年左腕対決となったこの試合、
2回裏、先頭に与えた四球のランナーをエラー絡みながら返され先制を許したものの、
そこから要所を抑えた河野のピッチングが光った。
特に6回、ノーアウト1,3塁のピンチを
投ゴロ(3塁ランナーアウト)→左フライ(ランナー動けず)→三振と完ぺきな内容で乗り切った。
ピンチを迎えても焦りが感じられなかった。
今までは、ランナーを抱えると途端に不安が顔を覗かせて打たれるケースが多かったように思うが、
昨日は顔色ひとつ変えず、堂々とした河野がマウンドにいた。
6回3安打1失点(自責0)。
3月30日のホーム開幕戦から半年、去年のドラ1は新たなステージに到達した。
後を受けた井口、堀、杉浦、新しい勝利の方程式も完璧。3人で1安打のみ。
シーズン最終盤、勝つ試合の安定感といったらない。
4番の島内、5番の岡島をノーヒットに抑えたのが大きい。
3連戦の頭、残り2試合に余裕を持ったバトンが渡せた。

クリーンアップは1安打に抑えられたが、
打線は8,9番から1番に還る打順でよく繋がった。
先制された直後の3回、2アウトから9番石井が四球を選び、
1番松本が繋ぎ1,3塁、2番西川がタイムリーですぐさま同点にする。
5回にはノーアウトから7番佐藤龍世がヒットで出塁すると、8番清水が送り、
9番石井がライトスタンドへ2ランHR。
「早い球に合わせていて自然と反応できた」(石井談。各紙より)ということは、強振したのでなく遠心力をうまく使って打ったということなのだろう。
がっつり打たれたのでなく、軽く振って打たれた方が投手のダメージは大きいに違いない。
何より、早川から打ったのが良かった。
6回以降点はとれなかったものの、投手力で勝ち切った。
気になるのは三振の数。
6回まで投げた早川相手に8個、その後も4個、
全12個も奪われている。
今年は三振が多いので完封負けする確率が高いのだろう。
思い切って振るタイプの右打者が増えたことが要因のひとつだとは思う。
三振はしようと思ってするものでないし、三振したいバッターはいないはずだ。
ただ、解説の誰かが言っていたように、
「この場面で今自分に求められていることは何か」をよく考えて打席に立ってもらいたい。
そうすることで自ずと三振の数は減ってくるはずである。(と信じたい)

昨日の勝利で何が大事だったかというと
「早川投手に勝ちをつけない」こと。
その意識が先発の河野にも、リリーフ陣にも、
野手陣にもあったのではないか?
チーム全員が「伊藤大海の新人王」を期待しているのではないか?
誰かの為に、は背中を押すはずだ。
そうやってもらったバトンに、
今日先発の伊藤自身も背中を押され、
自らまたステップを上がりたいところ。
10勝なんて通過点でしかない。
まだまだ勝てる投手なのだ。
いや、勝つべき投手なのだ。
目の前の試合をひとつひとつ勝って、
12月15日、スーツを着て笑うのは伊藤だ。

ライオンのしっぽを捕まえた!
鷹さんにも頑張ってもらいたいが、
何より今日勝って、10勝目とWで喜びたい。

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