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2021シーズン イーグルス8回戦

F 4 - 1 E in札幌ドーム 対戦成績4勝4敗

札幌ドームにまーくんが帰ってきた。

うちのチームじゃない、敵の話。
田中将大は、道民にとってトクベツな存在なのは確かだ。
悲願だった深紅の優勝旗を北の大地に持ち帰ったその人である。
そして、3年めの甲子園で佑ちゃんと決勝・再試合投げ合った人であり、24連勝のヒーローでもある。
我がチームの斎藤佑樹が不甲斐ない状態なだけに、より持ち上げられている人だ。
今年、メジャーからイーグルスに帰ってきたことを喜ぶ野球ファンは少なくない。
だが正直私はその気持ちがわからない。
確かに元メジャーリーガーだが、単にお金が多く貰えるから日本に帰ってきたのである。多く貰えるならメジャーに帰る人だ。ありがたみがわからない。
しかも敵の戦力なのだ。全く有り難くない。
そして、もうひとつ言うなら、深紅の大優勝旗を持ち帰ったのは、むしろ伊藤大海の師匠・駒大苫小牧監督の佐々木孝介氏である。(3年でレギュラーだもん)

2週間前と同じ対決となった。田中将大vs上沢。
エース登板である。
立ち上がり、制球がいまいちでストレートが高めに浮きがちだったが、良い球と悪い球の差が激しく、相手も的を絞りづらかったのではないだろうか?
4回まで2安打無失点で切り抜けた。
5回、先頭の茂木に一発を食らう。続く岡島に四球を与えるが、後続を打ち取り、勝利投手の権利を手にする。
6回、2アウトからランナー2,3塁で、前の打席HRの茂木を迎える。この日最大のピンチ。カウント1-2から落ちる球で空振り三振。雄たけびを上げる。続く7回を三者凡退に抑え、降板。7回1失点。QS達成。エースがんばった。
チーム状況が不安定な中、よく踏ん張った。
8回は堀。宮西不在の後をしっかり埋める活躍中。奪三振率で他球団の抑えを上回る。ややボール球が多いものの、この回も1つ三振を奪って三者凡退。
9回はロドリゲス。こちらもランナーを出しながらも好投。8,9回はしばらく安泰だろう。

打者陣は少しいじってきた。先頭に俊足のルーキー五十幡を置き、5,6番に打撃好調の王、石井を上げ万波、平沼とつなぐフレッシュな顔ぶれ。大田が外れた。何といっても五十幡の出塁が期待される。
相手はメジャー帰りの田中将大。
その五十幡、いきなり初球を引っ張りセカンドゴロ。足を生かせず。続く杉谷がライト前に転がし1アウト1塁から盗塁。ヘッドスライディングで2塁を陥れる。3番近藤は8球粘って左中間へタイムリー。中田倒れて5番王が右中間へタイムリー。近藤帰って初回に田中から2点目を奪う。
2,3回は田中にピシャリと抑えられ、4回、先頭の中田がシングルヒットで出塁すると王が再び二塁打、一人倒れて万波が四球を選ぶ。1アウト満塁で平沼は全く手が出ず。ラストバッター打率.053の宇佐見。モノノフ対決(田中投手・宇佐見ともにももクロファン)実現。初球をライト前へ転がし、3点目。この1点が大きかった。
翌5回、1アウトから近藤が初球のカーブをバックスクリーンに放り込む。これで決まった。見所は両チームここまで。
7回裏先頭で今日3打席凡退の五十幡に対し、サードが前進守備を敷く。ノーヒットのルーキーに対する守備としては異例。相当足を警戒されている。が、三球三振。この日塁に出ることは出来なかった。

何にしろ勝った。
前回同様まーくんを返り討ちにしてやった。
よくがんばった。スコアも前回と同じ。
これで今シーズン、田中はファイターズに対し苦手意識を持ったはず(と思いたい)。
今後に繋がる大きな勝利となった。首位イーグルスに対し勝ち越し。
パ・リーグは3.5ゲーム差の中に6チームがひしめく大混戦となってきた。
まだまだいけるよ、ファイターズ。コロナなんかに負けないんだから!

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