見出し画像

新人王を獲らせたい!~データから伊藤大海を応援してみる~(仮)その2・被打率

私が激推し中の伊藤大海投手は、昨日プロ入り初完封勝利を挙げました。

前回このタイトルで書いてから2カ月、
その間に4勝を挙げ、侍ジャパンに選ばれ、金メダリストになるという…
私の想像を遥かに超えるスピードで成長して、新人王レースに参戦中です。

ただ、トップを行く宮城投手が信じられないような好成績(全投手成績でもトップクラス)なので追い越すのはかなり厳しいと思いますが、
成績如何では、侍ジャパンでの活躍もあるし特別表彰くらいは貰えるかも!
というのがかなり現実的な実情です。

でもここから先、急に宮城投手が故障するかもしれないし、急に打たれだすかもしれないし、可能性は0ではないので、どうしたら新人王が取れるか、またデータを引っ張り出して、勝手に応援していこうと思います。

まず、前回言及した三振と四球ですが、8月30日現在

宮城投手 奪三振率8.18 与四球率2.14 

伊藤投手 奪三振率9.31 与四球率3.48

やはりこれが伊藤投手の特長なのでしょう。
三振は取るけど四球も出す。

コントロールがつかなくてという四球はほぼなく、四隅を突いた結果なので、あとはそれをどれだけストライクゾーンに決めていくか、が勝負でしょう。

で、今回は被打率に注目したいと思います。

8月30日現在

宮城投手 .192(右.172左.222)  
伊藤投手 .209(右.171左.241)

何と高レベル…二人とも5回に1回くらいしかヒットを打たれないわけです。
パ・リーグ最下位のファイターズの平均打率ですら.228なことを考えると、
如何に打たれない投手であるか、ということですね。

宮城投手は左投げ、伊藤投手は右投げと違いはありますが、
どちらも左打者をちょっとだけ苦手としています。これは、パ・リーグは左の好打者が多いことに由来していると思います。
ただ、やはり宮城投手の方が若干良い。

そこで、参考にしている「データで楽しむプロ野球」によるオリジナルのデータ、UC被打率を見てみます。

これは

1.打席に立った時点での得点差を算出し、
2.ホームランが出れば同点、勝ち越し、逆転となる場面ならVDUCP(UC)打数としてカウント
3.あとは通常通り安打数/打数で打率、被打率を計算

(データで楽しむプロ野球より)

つまり投手としては、ピンチの場面でどれだけ打たれるか、という数字。

宮城投手 UC被安打 50 UC被打率.200 通常被打率.192 

伊藤投手 UC被安打 31 UC被打率.182 通常被打率.209

試合数が違うので安打数は比べようがありませんが、UC被打率は2分ほど伊藤投手の方が勝っています。
通常の被打率よりも良いということは、かなりピンチに強い投手だということです。
宮城投手だって2割なんですから、普段より若干打たれてるだけで、すごい数字なんですけどね。

五輪中に #追いロジン  で持論を展開してトレンド入りし、SNSにやはり誹謗中傷など届いたらしいのですが
ぼくはメンタル削られない」と言っちゃう人です。そりゃ強いですよね…

そして、やはり「データで楽しむプロ野球」のオリジナルデータ、

得点圏の被打率というのがあります。

宮城投手 得点圏被打率.234  
伊藤投手 得点圏被打率.184

得点圏にランナーを置くと、防御率1点台の宮城投手でも結構打たれてしまうのに対し、
伊藤投手はやはりピンチにこそ相当強いのです。
パ・リーグトップの数字です。

(セ・リーグにはもっといい投手が3人います。)

そもそも私がファンになったのも、ノーアウト1,3塁から三者連続三振を獲った時からでした。
プロ2試合目でそれが出来るという…彼、ルーキーじゃないかもです。

上記を踏まえて、伊藤投手の現在の課題は、

四球を減らす 1試合平均3~4個→2個くらいにしたい

左打者攻略 ※四死球以外で

といったところでしょうか?

新球(というかバージョンアップかな?)を覚えたらしいので、この2つはクリアしてくる可能性もあります。
数字で宮城投手に並んでくると大逆転もあり得ますよ!
インパクトはこっちの方がある!新人王は記者投票ですからね。

今日はそんな伊藤大海投手24回目のバースデーです。
彼にとって、24歳が実りある素晴らしい年になるようお祈りしています。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?