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2021シーズン バファローズ15回戦

F 3 - 1 B in札幌ドーム 対戦成績7勝6敗2分

流れが良くなっている。
引き分け(途中まで勝っていた)を挟み3連勝。
前回の伊藤の力投を意識してか知らずか、
上沢135球の熱投。
エースの熱い思いがチームに届いたのだろうか…

子どもたちに学習材料としての野球を、
ということで平日のデーゲームとなった8月31日は、
日曜日にプロ初完封勝利を挙げた伊藤のBirthday。
お祝いしようと訪れたファンが多く、
月末にもかかわらずナイターと変わらない入りだった。
かく言う私もそのひとり。
今年初めてバファローズと対戦した上沢は、
初回から気持ちのこもったピッチングで、
三振を2つ奪うなどすべり出しは上々。
3回までは投手戦の様相を呈していた。
4回に味方が先制すると5回にヒット2本で同点にされるが、そこからが上沢の真骨頂。
吉田正尚をこの日2度目の三振にとり、最少失点で凌いだ。
バファローズ打線はよく食らいついてファウルが多く、この時点で100球近く投げていた。
6回はどうするかと思ったが、上沢続投。
グランド整備を挟んでからの上沢は、しっかり腕が振れていて、まるで初回のような投球だった。
恐らく相当疲れていたと思う。
だからこそ意識して腕を振ったのだろう。
この日唯一の課題は、9番紅林に3安打許したことだ。
ただ中軸ではない、9番バッターだから大事には至らなかった。
6回を終えて110球前後。7回はさすがに…と思ったが志願の続投。
ランナーを出すも最後のバッターを三振に取り、声が出た。
エースの力投に胸が熱くなった。
たぶん、選手たちも。
8回を堀、9回をロドリゲスが担った。
というのもこの日杉浦が抹消になったからだ。
前回登板で4失点(しかも打たれた理由がよくわからなかったんじゃないか?)した堀は、マウンドでも自信なさげだった。
3球ボールの後、開き直ったかのように腕が振れだした。
結果、3人を内野ゴロに打ち取る好リリーフ。
自信、取り戻せただろうか…
ロドリゲスも立ち上がり3球ボールのあと、先頭バッターを塁に出したが、
代打のジョーンズがあっさり初球をセカンドゴロにしてくれWプレー。
続く来田にフェンス直撃されるが、サードを狙う間にライト・木村からの好返球&中島の中継で3塁タッチアウト!
劇的幕切れに5千人近い観客は沸いた。
ちょうど3塁側サードベースと本塁の間くらいの席にいた私には、
向かってくる走者と追いかけるように飛んできた白球が良く見えた。
迫力満点。いいものを見せてもらった。
今季ようやく2勝目です。

点差が少なかったのもあると思うが、内野ゴロが多いわりにはミスが少なく、非常に締まった試合となった。
首位相手にこういう闘いを出来るなら、まだ上を向いてもいいかもしれない。

打撃陣は終わってみれば12本、先発全員安打となった。
西川が振れている。久々(だと思う)の猛打賞。
外野の若手の突き上げが功を奏しているのかもしれない。
4番に座った野村、5番高濱も3割前後を行ったり来たりしながら、大きく調子を落とさずバットが振れている。
実はこの右の4・5番が今後大化けしそうな気がしてならない。
先制は4回、佐藤龍世のバットから。
3塁までランナーを進めながら返せない展開が続いていた中、うまくレフト前に運んだ。
すぐに同点にされたが、その裏、2アウト2,3塁としたところで投手交代。
その代わりっぱな、初球を野村がレフトへ弾き返し、タイムリー2ベース。
勝ち越し!4番の仕事をしてくれた。
7回には木村が移籍後初ヒットでタイムリー。
勝負あり。
決して楽な展開ではなかったし、結局1点を積み重ねての3点になったが、
食らいつく姿勢が良かったかもしれない。

ヒーローは最初の写真、佐藤龍世と木村文紀の2人。
いきなりの移籍で戸惑いもあっただろうが、これで馴染んでくれるかな…

引き分けを挟んで3連勝。
今日勝てば今季初の4連勝。
首位バファローズ相手に勝ち越し。
バーギー、頼んだよ!

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