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2021シーズン イーグルス21回戦

F 0 - 4 E in札幌ドーム 対戦成績9勝10敗2分

とうとう、イーグルスに負け越し。
たぶん「今季で一番いい」相手に当たってしまったのかも。
則本に手も足も出なかった。
ここ数年の則本でも一番良かったのではないか?
そんなピッチングをされては、最下位ファイターズとしてはもうどうしようもない、まさにそんな試合。

バーヘイゲン(ファンからは親しみを込めて平原さんと呼ばれる。北海道銘菓大平原にひっかけている)はいい立ち上がりを見せ、
2回まではあっと言う間に過ぎて行った。
3回、死球でランナーを抱えた後が良くなかった。
送りバントの処理を自らが誤り、アウトをひとつも取れない形に。
そこから連打を食らい2失点。
ノーアウト2失点からよく踏ん張ったと思う。
次の回は初めての三者凡退をとったものの、
5回、6回と失点しTOTAL4点を失う。
自らのフィールディングの悪さが目立ち、野手陣もなんだか引いたような空気感。
球場全体にもそういう雰囲気が流れていたかもしれない。
ストライクゾーンがかなり厳しめだったのは確かだが、バーギー自身の焦燥感ばかりが伝わってきた。
そこをイーグルス打線が卒なく攻めた結果と思われる。
7回以降は玉井、西村、鈴木健矢とそれぞれランナーを抱えながらも無失点で切り抜けた。
ベンチがどう評価するかはわからないが、個人的には後ろのピッチャーは0に抑えればいいと思うので上出来だろう。
鈴木健矢に関しては、解説者からも先発の方が向いているという声を聞いた。
右のサイドスロー、長い回を投げるのも見てみたい気はする。
一方、一部疑問が残るところがある。
この日ファイターズは申告敬遠を2度した。
それも8回と9回にである。
勝っていて逆転されそうな8回9回ならわかるが、負けていての8回9回の申告敬遠の意味がよくわからない。
9回の鈴木の場合は申告敬遠そのものが響いたと思われ、次の打者に対しても四球を与えてしまった。
結果としてどちらも抑えはしたが、チームがどういう意図を以って申告敬遠を選んだのかが全く見えてこないのだ。
これ以上点をやらないという意思だとしたら、8回9回に示すものではないように思う。
もうさっぱりわからない。
誰か教えてくれませんか?

打線が、湿りまくりである。
3安打しか打てない。
いや、むしろよく3安打したと言った方がいいかもしれない。
あわやノーノーされるところだった。
確かに球はものすごく良かったが、気持ちなのか気迫なのか何かで則本に負けていたからこその成績なのだろう。
11三振を献上してしまった。
7回、先頭の野村が内野安打で出塁したが、出塁後にアウトを宣告された。
現地では特に説明がされず、モヤモヤした人もいたかもしれない。
野球規則には

一塁をオーバーランまたはオーバースライドした走者が二塁へ進もうとする行為を示せば、触球されればアウトとなる 

とある。
内野手が一瞬ボールをこぼしかけたのを見て、
ファウルゾーンにいた野村が一瞬そちらに意識が行きかけたのを、
イーグルスの内野も審判も良く見ていたということだ。
オリンピックの韓国戦で近藤が同じ要綱で韓国からクレームを入れられた経緯があった。
この時、フェアゾーンにいた近藤には進塁の意思なしと判断され結果ホームを踏むことになったのだが、
今回の野村はファウルゾーンにいたが進塁の意思ありとしてタッチアウトになった。
守備に就く際、野村自身も審判に確認していたようだ。
アウトは規則だから仕方ないにしても、球場アナウンスはすべきだったと思う。
いずれにせよ、ランナーを出しても2塁にすら1度しか進めず、則本に完封を許してしまった。

急に打線に元気がなくなったのは何故だろう?
来月にはドラフトがある。
査定の時期が来ていることがチームに嫌な影を落としているのか?
とにかく空気感が良くない。
幸先のいい出だしを切ったHOKKAIDO be AMBITIOUSシリーズ、
良くするのも悪くするのもこの週末次第だろう。
苦手ホークス戦、どこまで善戦できるか。

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