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2021シーズン イーグルス23回戦

F 0 - 5 E in楽天生命パーク宮城 対戦成績10勝11敗2分

二桁勝利はそんなに高い壁なのか…
神様は乗り越えられる試練しか与えないという。
だから、次こそきっと…乗り越えてみせる。

伊藤が勝てない。
10勝目の壁が、彼の前に立ち塞がっている。
正直な話、昨日の伊藤のどこが悪かったのか、
私には理解出来なかった。
いつもに比べればコントロールはややアバウトだったが、球も走っていたし腕も振れていた。
おそらくかなり高度なレベルの話なのだろう。
オリンピック明けで既に3度目の対戦、
相当に研究もされていて、対応がうまかったとしか私には思えない。
軽打で内野を破り、普通なら単打のところを2塁打にし(これは走力の差)、得点を重ねていく。
こちら側から言えば、
セカンドゴロのハズがレフト前になり、
バント処理のバックアップが間に合わずに野選となり、
これで伊藤が悪いと言われても、な感じだ。
そう、昨日は正直、守備がいまいちだった。
ライト前、センター前の当たりで2つ塁を進められ、
打ち取ったような当たりも内野が脇を抜かれ、
ファイターズの守備力がすっかり見極められている。
バント処理のバックアップが遅れたり、
外野からのバックホームをカットしてしまったり、
連係にかなり問題があったように思う。
それでも1,2回の4失点で留まったのは並のルーキーではないからだろう。
試合を作ったとは言えないが、壊しはしなかった。
5回11安打4失点。
プレッシャーがあったようには思わない。
イーグルス打線が上手かったのだ。
6回の西村は圧巻だった。三者連続空振三振。
伊藤と仲の良い先輩は気合が入っていたのだろう。
7回の上原はこれまでと比べてあまりいいとは言えなかった。
先頭に四球を与えると、アウトを取ってはヒットを打たれてを繰り返し1失点。
リズムが良くなかった。
捕手が宇佐見に代わったことも要因としてあったかもしれない。
相変わらず変化球を後ろに逸らしてしまう。
これでは投手は安心して投げられない。
そこの技術を磨かないと宇佐見の未来はない。
8回は鈴木健矢が上がったが、2アウト後、浅村のベルト附近にボールが行った。
鈴木はサングラスと帽子を取ってていねいに頭を下げたのだが、浅村が激昂。
1塁ベースを踏んで代走と入れ替わる際にもマウンドに向かっていき、
それを見たファイターズベンチのロドリゲスが熱くなって浅村に向かっていき、
両軍あわや(熱かったのは2人だけだけど)の警告試合となった。
強打者のインコース攻めは仕方がないと私は思う。
当たらない努力も当てない努力も必要だが、
頭を下げている相手にあそこまで激昂するというのは、
今日以降のファイターズ戦での打席の為のパフォーマンスだろう。
むしろロドリゲスはチームメイトがやられているのを見て俺がやってやるくらいの気持ちで飛び出してきたのだ。(日本ではダメだけど)
チーム思いの気持ちに免じて赦してやってほしい。
ブルペンからは宮西が飛んできて、鈴木に声をかけていた。
そして何より、浅村が向かってきた際、
ショートの谷内がいち早く飛んできて鈴木をかばった。
個人的にはそれが一番胸熱だった。
谷内のキャプテンシーは絶対にファイターズに必要なものだ。
鈴木は次のバッターをフルカウントから歩かすが、後続を断ち無失点でマウンドを終えた。
次の登板でもビビらずにインコースへ投げてほしい。

打線は相手先発・瀧中を打ち崩せず。
球数は投げさせたものの瀧中からは3安打、
後続からも2安打しかできなかった。
コントロールも良かったが、捕手・炭谷にうまく攻められた感じだ。
イーグルスベンチの伊藤対応策に対し、
ファイターズベンチは瀧中対応策(炭谷対応策?)を練っていなかったように思う。
三振は少なかったがフライばかりが上がる。
前日勝利したのに打線をいじってきたのも意味がわからない。
五十幡を上げた以上使いたいのはわかるが、
2軍でちょっとやってきた選手と、
1軍でバリバリやっていた選手を比べたら一目瞭然だろう。
何故調子上向きだった淺間を外す必要があったのか?
案の定、五十幡は初球をフライにし初回の攻撃は5分で終了である。
ベンチが本当に伊藤に新人王を獲らす気があるのかわからない。
昨日は投打ともに奮わず。
一昨日からのバトンを次に繋げられなかった。

プロである。
対応されることも当然わかっている。
そこを乗り越えないと、多分、王の称号は手に入らないのだ。
最後に笑うのが伊藤であるように、
次こそやってやろうじゃないの。

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