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2021シーズン バファローズ19回戦

F 4 - 2 B in京セラドーム大阪 対戦成績9勝7敗3分

仇を討ってくれたような、そんな気持ちになる試合だった。
前日の悔しい逆転負けから、若い投手の好投がチームを救った。
ブルペンもがんばった、まさに全員野球でもぎ取った勝利となった。

立野のストレートがいい。
以前も書いたが、
ストレートに磨きをかけたいからとストレートパーマをかけた選手だ。
そしてそれが(?)非常にうまくいっている。
平均140km前半とそんなに速くはないのだが、
打者の手元で伸びるような、見ていて気持ちのいいストレート。
これを軸に変化球を振らせる内容で、
4回には三者連続三振を奪うなど好投を見せた。
5回に疲れが来たか、コントロールがやや甘くなったところを痛打され失点したが、
2点で抑えマウンドを降りた。
球数からいってももうちょっと投げてほしいところではあったが、
前日の伊藤のこともあり、ベンチが早めの継投に踏み切った。
6回宮西、7回堀、8回井口、9回杉浦と
無失点リレーで2位バファローズに付け入る隙を与えなかった。
特に3番紅林と5番T-岡田をノーヒットに抑えたのが大きい。
シーズン終盤、ブルペンが疲弊しているのは判っているが、もうひと踏ん張り頼みます。

前日も積極的ではあったが、打線は非常に活発だったと言っていいだろう。
相手先発の田嶋の立ち上がりを攻め、
上位打線で5回までに点を取った。
ノーヒットは高濱と中島だけで、
1~4番までがマルチを放ち12安打。
マリーンズ戦を考えるとかなりの復調傾向である。
次のカードが楽しみだ。
こういう闘いが出来れば獅子の背中を乗り越えられるかもしれない。

残り30試合まで来た。
シーズン当初はどうなることか想像もつかなかった部分もあるが、
何とか終えられそうなところまで来た。
順位は少しでも上にというのはチームとして当然のことだが、
それ以上に大きいけが人が出なかったことは何より良かった(感染者は出てしまったのだが…)。
淺間の腰や野村の膝もずっと心配されながらも2人が非常に楽しそうに躍動する姿は来年以降への希望となった。
ひたむきに野球を楽しむ姿を、残り30試合見せ続けてほしい。

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