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インボイス今どき情報231004:免税事業者の消費税請求は罰?

※本記事は、毎週火曜日に発行しているメルマガのバックナンバーとして掲載をしています。

インボイスの準備はいかがでしょうか?
弊社のWeb請求サービスもインボイスの対応が完了して運用に入っています。

ところで。。。

ちょっと前の話なのですが。。。
インボイスの記載方法で罰則が発生するかという話題がありました。

その根源は「適格請求書類似書類等の交付の禁止」
これは罰則として一年以下の懲役または50万円以下の罰金が発生します。

このとき話題になったのは、消費税を1円でも間違えたら、それは罰則に該当するのかということでした。

これについて、一つの見解が有りました。
・「偽り」と「誤り」は違う
悪意を持っての行為はNGだけど、間違えたのは仕方ないよね。。
・先方が「修正インボイス」を発行してくれない。
仕入明細書などで、買い手側が間違いを直した文章を先方に送って確認してもらう。

インボイスは発行は義務だけど、もらう方は義務ではない。
このあたりは、今の消費税法と同じということです。
今の消費税法では3万円未満なら請求書や領収書がなくてもOKのルールが有るので、3万円未満でも間違いなら、あまり気にしなくてもOKみたいなんですが、インボイスでは1円でも間違えてたら修正インボイスを出しなさいとなってるので、このあたりはまだグレーです(^^;

免税事業者が消費税を請求したら罰則対象となるのか?

インボイスが始まったので、「インボイス発行は課税事業者」「インボイス未発行は免税事業者」ということで、免税事業者を区別できそうなんですが、実は「インボイス未発行の課税事業者」というのも存在します。
消費税は収めてるけど、個人相手なんでインボイス登録はしてないってケースです。

なので、一概に免税事業者が消費税を請求してこないってことが分からいないでいます。
では、何が罰則の対象かとすると、「ニセの登録番号が記載されていてインボイスと誤認させた場合」は罰則とするようです。

これを見ると、手書きは書き損じることを考えると、運用が危ない感じもします。
請求書はいいとして、領収書って手書き多いですもんね。。

消費税の取り扱いをどうするのかってのは、先のメルマガにも有りましたように、後は発注側との力関係となるのかもです。
そのうちはっきりとはしてくると考えられています。

まだまだ、表に出てきていないグレーなことが残っていそうです。
不明点など有りましたら、ご質問いただけましたらできる限り支援させていただきます。
この荒波を乗り越え、乗りこなしていきましょう!


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