サムネイル画像の作り方【フリーデザイナーが教える】
-目次-
下準備の仕方
a.-文章が決まっている方-
b.-色使いや使用する画像が決まっている方-
c.-文章もイメージも画像も何もない方-
◆良いと思ったサムネイルをまとめておくのに便利なサイト
◆文章や色使いを考えるためのおすすめサイト
d.-画像(背景+装飾)探し-
-補足:そもそも、サムネイルのイメージが浮かばない方へ-
おわりに
まず初めに、この記事は
「ほぼ初めてサムネイルを作成する人」
「サムネイルを作成してみたが、自分にはセンスがないと感じる人」
に向けた記事となっております。
サムネイルの作成にあたって
重要な点をまとめると以下2つです。
・何も考えずに、いきなり作成するな!下準備をしよう!
・4つ以上の好きなサムネイルを組み合わせてオリジナルサムネイルを作れ!
デザイナーも最初からいいデザインが浮かぶ天才ばかりではありません。
”必ず”下準備をします。
下準備をしてから作成する理由は、最終的なサムネの出来上がりイメージを自分の中に作るためです。すると、作成にかかる時間も減り、ぐっとサムネのセンスも上がるでしょう。
面倒だと思う場合は己の才能を信じて作成をしてみて下さい。何度も作成するうちにきっとうまくなります。
【下準備の仕方】
まず用意するものは、大きく下記の3つです。
文章
画像(背景+装飾)
作成するアプリケーション
大事なのは出来上がりのイメージを固めることです。これを念頭に置いて進みましょう。
a.-文章が決まっている方-
その文章が長すぎないか確認しましょう。
人が1秒間に読むことのできる文字は、4文字程度。
サムネイルを長時間凝視する方は少ないです。
文字数が少なく、その動画がわかりやすい単語を選べているか確認してみて下さい。
b.-色使いや使用する画像が決まっている方-
いくつか画像があると作成する際に選べるため、よりよいです。
しかし、使用する画像の画質があまりにも悪くなければ問題ありません。
c.-文章もイメージも画像もなにも思いつかない方-
まずは、自分が作成するサムネイルのジャンルの検索をかけます。ゲーム、音楽、紹介動画、美容系などそれぞれサムネイルの印象が異なります。
良いと思ったキーワードや書き方を拾ってメモをします。
例:絶対に○○ない。○○の○○7選。TOP10。生配信。2022年○○な○○。○○を見極めろ!など
メモした中から、今回のサムネに使えそうなものを選びましょう。※1
同じように、検索をした中からこんなサムネを作りたい!と魅力的に感じるものや、センスのあるものを探します。
その中から、今回のサムネイルに使えそうな文字配置、色使いのものを選びます。※1
◆良いと思ったサムネイルをまとめておくのに便利なサイト
ピンタレスト
自分だけのボードを作成して好きなデザインを集めたり、他の人の作成したデザインまとめなどを見ることができます。
◆文章や色使いを考えるためのおすすめサイト
目を惹かれる良質なデザインのサムネイルを集めたギャラリーサイト
このサイトはサムネイルのみジャンルごとに見ることができるので、おすすめです。
Youtube
Youtubeに投稿するなら、人気のチャンネルのサムネイルがどのようなものか見ると傾向が掴めるでしょう。日本向けと海外向けでまた異なります。
めがらいさん(Twitter)
サムネイルについて情報の発信をしてくださっています。メディア欄から文字を見るだけでも参考になるはずです。
見本となる人を見つけられるとよいでしょう。
また、投稿している内容は異なるけれど、デザインが好きな人をこの段階で見つけられると非常に早く作成していくことができます。
※1 注意事項
1つのサムネイルや、1人のチャンネルの要素(文章、文字配置、色使い)を全て真似するとパクリと呼ばれる盗作にあたります。
参考にする画像はできれば4枚以上かつ違う作成者にしましょう。
良いところを結集して自分だけのサムネイルを作る気持ちでいきます。
d.-画像(背景+装飾)探し-
基本的に、サムネイルの背景は自分で撮影した画像やスクショを使用することをおすすめします。
しかし、どうしてもイメージと異なる場合や、単調な模様が欲しい場合があると思います。
その時のためにおすすめのサイトを紹介します。これ以外にもたくさんフリー素材サイトはあるので、検索してみると自分の好みの絵柄が見つかるでしょう。
-補足:そもそも、サムネイルのイメージが浮かばない方へ-
自分のイメージカラーや好きな色がない場合は、単純にそれ自体が持つイメージの色を使用して作成することをお勧めします。
ゲームで例に出すと、スプラトゥーン2ではピンクと緑。スプラトゥーン3だと、青と黄色がメインのテーマカラーとなっています。
LINEに関する小技なら緑。Twitterなら水色の鳥。
それぞれの持つイメージ+白と黒を使うだけで十分です。
e.-作成するアプリケーション-
最もお手軽に作成したいという方には、
canvaやデザインACという、ウェブ上でデザインを作成できるサイトがおすすめです。
今までお絵描きソフトなどを触ったこともあり、
canvaではできない加工がしたい方は、
GIMPやMediBang Paintやaviutlなどをダウンロードして作成するとよいでしょう。
今後も高頻度でサムネイルを作成する機会がある方には、
Photoshopがおすすめです。
ただし、サブスクリプションに加入が必要なため、お金がかかってしまいます。
どのようなサムネイルを作成していきたいかの目的でアプリケーションは変わります。自分に合ったものが分からなければ、まずはcanvaを触ってみてはいかがでしょうか。
【おわりに】
ここまでの流れを実践することで、出来上がりのサムネイルイメージができたでしょうか。
イメージができたらあとは作成するだけです。作成する技術が足りず表現できないものもあるでしょう。
しかし、(最終的なサムネイメージが無くて)どうすればかっこよくなるのか分からなくて悩むのと、このサムネみたいな文字にしたいけど操作が分からなくて悩むのとでは違います。
後者はアプリの使い方を検索するだけで解決することもあるレベルですね。
下準備ができてから作成するのは、最終的なサムネの出来上がりイメージを自分の中に思い描くために行うものです。下準備だけして、センスあるサムネを集めるだけじゃありません。完成形のイメージを持ってください。
自分が気に入ったサムネやデザインは何件ぐらいあった方がいいのかと悩む方は、参考までに私は500件以上ピンタレストに保存しています。
完成予想図を作ってから、サムネを作成すること。
最初は恐らく難しいと思います。
かなり難しいと感じた方は、自分の好きなサムネイルを目を惹かれる良質なデザインのサムネイルを集めたギャラリーサイトから見つけて、全て真似して作ってみて下さい。
サムネイルをネットや友人知人に公開しないで、個人で練習するだけであれば全てのサムネイルを文字から画像、色使いまで全て真似して練習に使っても問題ありません。
いろいろなサムネイルを見て、色は黄色を使おう。文字は黒で縁取りをして、グラデーションをかけよう。など、作る前になんとなくでもサムネイルの出来上がりイメージが考えつくようになると、かなり短時間でサムネイルを作れるようになるでしょう。
うまいものを見てもらっているのだから、自分が何もないところから考えるよりは良いものが作れます。
練習あるのみの世界ですが、ぜひ楽しみながら作ってみて下さい(*´▽`*)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?