今回の司法手続きの(だいたい)全て

今回、文書作成と手続きのアドバイスなどお世話になった弁護士先生から

『コロナワクチン接種に反対する矢澤真氏が執った司法手続きの足跡と、将来への道筋に関する解説』

という解説文が届きました。

それなりに量があるのと、法律用語もちりばめられていて、難しいと思う人が大半ではないかと思うのですが、でもね、これぐらいは読めるようにならないと判決文とかが裁判所から届いても、「意味わかんね~」ってなっちゃいます。

私が6月14日に東京地方裁判所に『ワクチン接種の仮差止』を申し立てたましたが、その頃の私だと、たぶんこの文章は読めません。というより、途中で投げ出すかもしれません。

でも数か月で読めるようになるのですから、いきなりこれを読んでもたぶん大丈夫でしょう。わからないところは何回か読むのと、それ以外で必要な知識は『日本国憲法前文』ぐらいのものです。

憲法前文はA4一枚程度の口語体で書かれたもので、難しいところは何もありません。日本語として美しさもある詩のような感じですが、日本国憲法そのものとも言えます。ちなみに私はこの前文すらほとんど読んだことはありませんでしたw

よく「日本国憲法は数名のアメリカ人が1週間で作ったものだ!」と主張する人がいますが、前文を読む限りだとそうした印象は全くなくなるか、作ったアメリカ人は余程の日本大好き外人に違いないと思うはずです。

(例えば『恵沢(けいたく)』なんて言葉が出てきますか?ラーメン屋は逆立ちしても二日酔いでも、この言葉を口から出すことはないです)


ともあれ、この解説文。
読むと『行政訴訟がわかる』
『薬害訴訟がわかる』
『裁判など司法手続きがわかる』
『憲法がわかる』
『私が何をしたのかは全てわかる』
という優れものです。

解説文の解説をするのも変なので、目次のようなものを書いておきます。

大事なところは繰り返し書かれているので、必要なところだけ繰り返し読んでもいいかもしれません。是非、読んでみてくださいね!

1.司法手続きの前提と概要とその背景が書かれています。

2.コロナワクチン接種の法的な前提とその接種事業での役割分担が書かれています。訴訟の時に原告はあなたでしょうけど、誰を相手に訴えるか?その辺を決める時に重要となります。

3.日本国憲法のあらましと日本国の構造や三権分立の役割、そして司法の役割について書かれています。たぶん中学校の教科書の話なのですが、5ヵ月前の私にとっては、これを指摘されたときには目から(数十枚の)うろこが落ちた気がしたものです。

4.どういう事を司法(裁判所)に持ち込むことができるのか?ということと憲法とのからみが書かれています。

5.なかなか成り立たない行政訴訟をどのように考え、どのように成り立たせたかについて書かれています。

6.前項5の続きです。より具体的にどういった法的建付けをしたかについて書かれています。

7.法的建付けに関する解説です。他の事例、判例も引用されています。

8.東京地方裁判所からの回答と高等裁判所への即時抗告について書かれています。ここで得られた回答は特に重要な意味を持ってきます。

9.東京高等裁判所からの回答とそれをめぐる手続き上のアレコレです。かなり専門性があるというか特殊なケースとなったのですが、現実にはこの辺の時期が一番忙しく、社会情勢も目まぐるしく変化する時期でしたので、連日、裁判所に足を運ぶエキサイティングな毎日でした。

10.地裁、高裁での判断に関して解説です。ここには私がどのようにして、コロナワクチン接種をとめに行ったか?ワクチンの首を落とそうと試みたかが書かれています。同じような形で訴訟を起こしている人には必読となっています。我ながら惜しいところまで行ったなと思う、切っ先がワクチンの首をかすめたカラクリが書かれています。それと同時に地裁に拾われたという意味も解ることでしょう。

11.高裁から最高裁への軌跡です。簡単にスルーしたように見えて、かなりの主張を追加して、次に続く人への布石を打ったことが書かれています。付け入る隙はこの項目にあります。

12.まとめの項目です。最高裁判所がどういった答えを出すかの予測が書かれていて、私の個人的な希望とは異なる所もありますが、今の時点で私の仮差止に期待しすぎないようにという、くぎを刺したという意味もあると思います。他国の司法事情についても書かれているので、興味のある人には興味深く読めると思います。私の中ではもう一つ、最高裁の回答に関係なく、答えがありますが、それは後日!

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