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実は勝気なジョウビタキのメス
前の記事で、ジョウビタキのメスは、「超フレンドリーな可愛子ちゃん」のイメージと書きましたが、もう1つ「超勝気なお嬢さん」というイメージもあります。
ジョウビタキは、秋に日本に帰って来て、冬を過ごして、春になると繁殖地に旅立つ冬鳥です。冬のジョウビタキは、縄張りを作って単独行動です。
よって、帰ってきた当初は、激しい縄張り争いをします。自分の縄張りに入ってきたよそ者をひたすら追い回して、縄張りから追い払います。そのうち、縄張りが確定すると穏やかなジョウビタキに戻ります。これを毎年、繰り返しています。
我が家の裏山には、例年3〜4羽のジョウビタキがやってきます。10月下旬から11月上旬にかけて、実をつける木が多くある公園を巡って、激しいバトルが発生します。
下の写真は、2019年のメス2羽とオス1羽のバトル。人がいることなんか気にすることなく、2羽のメスが追いかけ合い。その後、2羽が睨み合い。そのうち、1羽が立ち去って、メス同士のバトルは終了。
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その間、オスはと言うと、争いに加わらず、近くの茂みの中で、バトルを見学。そのうち、オスもメスに睨まれて、戦わず立ち去り、縄張りは確定。翌日に同じ場所に行くと穏やかなメスのジョウビタキがいました。
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とは言うもののメスのジョウビタキの苦闘は続きます。ジョウビタキ同士の縄張り争いに勝ったものの、必死に守った木の実を食べにくるルリビタキなどの不届者を追い払う日々が続きます、
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裏山で、ジョウビタキを探していると「ここにいますよ。写真に撮って」という感じで近づいてくれます。そんな時に、木の実を食べに来たルリビタキを発見したら、一目散で近づき追い払います。ルリビタキがいなくなると、何もなかったように現れてくれます。
戦闘モードと、穏やかな姿は、対象的です。
下の写真は、縄張りに入ってきた別のジョウビタキを追い払ったすぐ後のメスのジョウビタキ。眉斑部分を膨らませて、鋭い眼光で、威嚇していました。普段の身体を膨らませて、のんびり佇む姿とは、大違いです。下の2枚の写真は、たぶん同じメスのジョウビタキです。
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こんなジョウビタキの日常を観察するのも冬の楽しみです。
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