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残業代を出さない企業の思わぬ弊害

みなさま、こんばんは。
久しぶりの投稿でございます。
本日は、最近感じた思わぬ出来事について紹介したいと思います。

私の知り合いが働く企業さんのお話です。
その企業さんは、効率的に仕事をしたいと言う名目で残業代は支払わないと言うやり方をとっています。
(法律的にアウトと言う意見は今回はなしで。)
実際には、ほぼ100%の従業員が定時ぴったりで帰宅しています。

ホォ、効率的に仕事ができているんだーと初めは聞いていたのですが
話を聞き進めると思わぬ弊害たくさんありましたので紹介します。
人件費節約のために、残業代を出さない企業さん、注意です。


(1)頑張らない社員が増える

 残業が出ないため、基本的には定時で帰宅する社員が多い中、中には残業しないと終わらない仕事量となってしまうこともあります。会社には様々な人間が仕事をしているため、責任感が強い方もいるかと思います。
 その方は、お客様のために仕事をしていると言う強い信念を持っていたため、残業代が出ないけど、終わるまで仕事をしていたそうです。やっとの想いで終わらせた仕事ですが、次の工程に移った際に次工程の方が残業をしない派の方だったため、結局納期に間に合わないことがあったそうです。

 結果的に、責任感が強い社員はその会社を去っていったと言います。
退職の理由は、頑張る意味が見出せなくなった、一生懸命やることがバカバカしく感じた瞬間終わりだと感じた。と言います。

 残業代が出ないだけではなく、会社の管理の問題もありそうですが、このようなことを続けている場合、会社に残るのは悪く言うと頑張らない社員と言うことになります。

(2)できない理由を考える社員が増える

 仕事が来た際に、まずは残業しないスケジュールを組むことは当然そうあるべきですが、そこにあまりにも固執することでできない理由を考える社員が増えてしまいます。
 友人も、自分を守る行動をとる社員が多いと言っていましたが、そうせざるを得ない環境と言うことですね。

 当然のように残業代が支払われ、残業できる環境であれば、一時期頑張れば終わることが見えるため、どうしたら、どう進めれば終わるかを考えることができると思います。

(3)会社と社員との信頼関係が築きにくい

 いくら残業しないと言っても、出張先でのトラブル等で定時に帰社できないことも多いに考えられます。そのような場合に、社員の不満は溜まっていきます。

 会社に対する不満は不信感に変わり、(仕事をすることを)求める割りに、やるべきことをやらない(残業代を支払わない)と言う負の感情を溜めていくことになります。


以上が、話を聞いていて見えた弊害です。
残業代をケチることで、生産性が下がったり、優秀な社員がやめていったりと思わぬところで会社に不利益になることが多いことがわかります。
もちろん、残業代を支給することで無駄に残業する社員も中にはいるかもしれません。

完璧に無駄な残業をなくすことはできないと思います。しかし、会社による管理体制等も含めて、より生産性向上のために改善することはできそうですね。
あとは、採用の際にそのような社員を雇わない、職場の雰囲気をそうさせないようにする等いろいろ対策はありますが、短期的には難しいかもしれません。

会社としては、ある程度許容する姿勢で、まずは与えて見るのも大切なのかもしれませんね。


今日の記事は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


見出し画像 golchiki 様

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