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203/ヘルプマークが必要?

2023年11月8日(水)
がん告知から203日目
※2,486文字


こんばんは。

僕の家にはテレビがなくて、
ほぼ全ての情報をスマホとパソコンから入手しています。

スマホやパソコンでネット検索している人は分かると思うんですが、
GoogleやYahooの広告や記事は、
(インスタやfacebookもそうですね)
僕に合いそうなものを選んでオススメしてきます。

そして、
その広告や記事を読んだりすると、
さらに重ねるようにオススメしてきます。

「閲覧履歴=オススメ」になってくるわけですが…

(一般的に考えたら、婚活、車、時計などが独身男性向けだと思うのですが)


最近の僕へのオススメは「美肌」です。
※がん治療をしながらパックをしています(笑)


さて、
今日は早速、本題に移らせていただきます。

※すぐに本題に入る時は不調の時ですので、お見知りおきを。
※昨夜に続き夜になって微熱です。腹水のせいかな?

今日のテーマは「俺もヘルプマーク必要かも」という、
皆さんにも考えてほしいテーマです。


それではどうぞ。


▼ヘルプマーク知ってますか?


ヘルプマークは、
東京都福祉保健局により2012年に作成されたピクトグラムである。義足や人工関節を使用している患者、内部障害や難病の患者、または妊娠初期の女性など、援助や配慮を必要としていることが外見では分からない人々が、周りに配慮を必要なことを知らせることで援助を得やすくなるよう作成された

Wikipediaより

私は、見た目では分からないかもしれないけど、
何かしらの援助や配慮が必要ですよ。というもの。

これらは、
各都道府県の窓口に行けば、
口頭申請と簡単なアンケートでもらえます。
(地域で違いがありますが市区町村窓口です)

こういったことは、
福祉や介護のお仕事をしている人は、
当たり前に知っていても、

身近でヘルプマークを使っている人がいなければ、
そういうものがあることを、
知らない人も多いんじゃないかなぁ。って。

知らないことがダメではなくて、
ヘルプマークを使っている人がいなかったり、
ヘルプマークを見たことがなかったり、
情報が届いていなかったり。

なので、
知らないことを責めるために書いているわけではありません。


そして、
突然ヘルプマークの話をしたのにも訳があるんです…

ただ、
その登場人物を責めたいわけでもありません。
※僕がヘルプマークを使っていなかったので

ただ、
読んでいる方に考えて欲しいのは、
「あなたが登場人物ならどう思ったか」


そして…
「目の前の人は配慮が必要な人かもしれない」
と、思うだけで、

社会は少し優しくなるんじゃないかなぁ。と。


▼ヘルプマークがあれば良かった?


※改めて書きますが登場人物を責める気はありませんので、ご理解ください。


数日前に内視鏡検査に行きました。

検査が終わってから、
お腹の張りが気になるので、
予約はしていないけど、
臨床腫瘍科に行きました。

当日受付はいつ呼ばれるか分かりません。
※1時間半くらい待ちました

大学病院なので原則は予約制。
予約であっても待っている人はたくさん。

症状を伝え、
当日受付を済ませて、
「どこ座ろう」と周りを見渡しても、
どこもほぼ満席。

そして僕は、
内視鏡検査後なので、
どうしてもトイレ近くが良い。

なので窓口のスタッフに話して、
『あそこにいるので呼ばれたら声をかけてください』と伝え、

臨床腫瘍科の窓口から少し離れた、
トイレ近くの席に座りました。


普段からの疲れやすさプラスで、
内視鏡検査の疲れと、その後のトイレ。

立って待つことは不可能だったので、
トイレに行く時はカバンを置いて席を確保し、
トイレへ。(5〜6回行ったかな)


何回目かのトイレに行った時に、
目の前に現れた70代くらいの男性から言われました。

『若いんだし、何回もトイレに行くなら立ってろ。こっちは座りたくても座れないんだ。』
と言われました。


一瞬「え?」ってなりましたけど、
僕は『どうぞ』と言って席を譲り、
もう少し遠くのトイレに近い席に座りました。
※呼ばれたのは、その1時間後くらい。


争っても仕方がないし、
確かに見た目は周りより若い。
臨床腫瘍科の席なら“がん患者”?って思うけど、
違う場所にいたら、それは分からない。

そして、
ヘルプマークもない。

それなら、
男の人の言ったことは間違いではない。
※だから責めるつもりはないです。
僕が「座りたい」と示していなかっただけ。


この件では無いんですが、
見た目で判断されるというのはあります。

一見、元気そう。

前回の退院時

例えば実際にあったのが、

宅配を近くのドラッグストアに指定してて、
(500mlの水24本×2)
車に一人で乗せるのはキツそうだったので、

お店の人に『手伝ってもらっていいですか?』
って聞いたら『え、、!?』って言われたこと。

※『え、、』の理由はわからないけど、ヘルプマークを付けていたら、それはなかったかもしれない。


まぁ他にもあるんですが…


歩くのが遅くなって、
そして疲れやすいからすぐ座りたくなって、
(なんなら横になりたい)
重いものを待つのも難しくなってきたし、
手先を使うことも痛くてしんどいし、
光(特にLED)が眩し過ぎるからサングラスを着けたり。

でもそれって、
周りの人は分からない。



一般的に見たら、
周りにいる40歳と同じ。

しかも、
僕自身が「病人に見られたくない」
って気持ちがどこかにあったのもそう。


けれど、
周りの人たちを誤解させているのは自分で、
知らせていないのは自分。

「配慮して欲しい」って伝えていないのに、
相手にイラつくのは筋が違う。


そして今後のことを考えたら、
(電車や旅行とか)
あった方が良いな。と。



本当は嫌だったけど、

調子が良い時に、
ヘルプマークもらいに行こうと思います。


※大腸がんが小さくなっていて、喜んだ写真をインスタにあげたかったけど無理だった。

少しイラっとしておりますー笑


みなさんの周りでも、
ヘルプマークを身に着けている人はもちろん、
着けていない人でも配慮が必要な人はいるかもしれません。

そして、
ヘルプマーク自体を知らない方もいると思うので、
教えてあげてくださいね。


2023/11/08
熊谷翼


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