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ダムタイプ展

もともとは知らなかったけれど、自分の周囲で見に行った人たちの評判がとても良かった「ダムタイプ」の個展を見に行きました。(現代美術館)

ダムタイプは京都市立芸術大学の学生を中心に結成されたアーティストグループ。1984年に設立され、京都市立芸術大学在学中から海外公演を含めた活発な活動を行う。建築、美術、デザイン、音楽、ダンスなど異なる表現手段を持つメンバーが参加し、芸術表現の可能性を模索する。京都を拠点とし、海外公演を中心とした活動を行っている。1995年に中心メンバーの一人古橋悌二の死去後も、メンバーを変えながら活動は現在まで続いている。
1980年代はビデオ・アートやコンテンポラリー・ダンスに分類され、近年では広義でメディアアートに分類される。しばしば「マルチメディア・アート・パフォーマンス・グループ」と呼ばれる。(Wikipediaより)

前情報を一切入れないで見に行ったので、当初これは一体…??という思いでした。

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16コの整然と並べられた透明なレコードが光ったり光らなかったりして回り、時折音声がボソボソッと聞こえる《Playback》という作品。

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薄っぺらい感想ですが、かっこいい。
白と黒の空間が、その中で光るターンテーブルが、ランダムで聴こえるよくわからない音声が、それらすべてが整列した佇まいが、なんとなくかっこいい。

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次は壁四面を、嵐のように流れる言葉と白黒の映像で包まれる作品。床も反射素材が使われていてより広く感じ、とても圧倒されました。壁四面?じゃあどこから入るのかって

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こんなところから。

次は横長に大きいディスプレイで映像作品が3作品。
私も座りたい…!

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ウゾウゾ〜ってなってフワーみたいな(語彙)

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座れた。

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見辛いですが、
様々な男女の様々な寝返りが見られます。しかも、無限に。

このあとの通路で小さいテレビ(ブラウン管のやつとかあった気がする)で演劇など映像作品がいくつかあったのですが、大変混雑していてゆっくり見れず。(平日に来れば良かったです!)

そして次の会場への通路に、ダムタイプの軌跡を示すような書籍や資料が展示してあり、そこで初めて作品のバックグラウンドを知ることになりました。「生」や「性」を感じさせる作品があるのはそういうことか、と、ひとり勝手に納得していました。

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次は急に異質な空間となります。
暗闇に浮き上がるLOVE SEX DEATH MONEY LIFEの文字。
手前には前後にスライドする光る装置。
装置に従い前後に移動する人々。
しゃがむ人。
床に書かれた文字。
真実はいつも一つ。
ジッチャンの名にかけて。
犯人は…

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装置が急に早く動く時があって、ぶつからないように、人々がワーッと逃げてくるところも含めて面白かったです。
《pH》というパフォーマンスではミッションインポッシブルばりのアクションで装置を避けてたけど、それをやっても良かったのかな…。

以上、私から見たダムタイプ展でした。

帰りに、東京オリ●ピック公式ポスター展が現代美術館内で開催されており

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野老朝雄さん居た!(勝手に撮らせてもらったのでぼかしました)
テレビかなにかの取材を受けておられました。

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