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「俺にとって“イナイセ”とは何だ!?」ーー人生初のコミックス発売直前、リアルな心境

みなさまこんばんは。
窓辺のマーガレット、クマガエです。

運命のコミックス第1巻の発売日、
4月23日まであと1週間となり、
いよいよ感が出て参りました…!

そこで今回はリアルなドキュメントとして、
今の心境をつらつらと書いてみたいと思います。

ここ数ヶ月、1巻発売を少しでも盛り上げようと
色々がんばってきました。

講談社の販売部に頼りっぱなしではなく
「著者本人にできる宣伝活動はないか?」と
頭を悩ませ、トライしまくる日々。

イナイセの原作執筆やフリー編集者の仕事をしつつ、
その合間で友人や妻にめちゃくちゃ協力してもらい、
毎週ゲストを呼んでライブ配信をしたり
Facebookページやグループを作って発信したり、
各メディアに取材の依頼をしたり、
実際に取材を受けたり…ということを続けてきました。

さすがに頭が疲れてきて、正直なところ
「もう早く発売日になって!」という気持ちです(笑)
(不思議と体は元気)

何度も思いました。

「なんで俺はこんなにがんばってるんだ?」
「この漫画は“がんばらない”が売りじゃなかったっけ?」

それはもう、第1巻の帯でもしっかり謳ってます。

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実を言うと、僕ほんとがんばるの苦手なんです。
コツコツと自分のペースでやりたい。

そもそも、もうがんばりたくないから
会社を辞めて田舎に引っ越したわけだし。

クマガエは静かに暮らしたい。

吉良吉影のように…!

物理的な忙しさに発売日直前のプレッシャーも加わり、
ちょっと頭がショート気味になっていた数日前。

「俺にとってイナイセとは何なんだ!?」
などと考え始めました。

「今までの人生の中で僕が感じてきたこと、
考えたこと、好きなこと、嫌いなこと、
うれしかったこと、ムカついたこと…
とにかく全部がイナイセには入っている」

「イナイセに書かれているのは
ここ7〜8年くらいの出来事だけれど、
それは氷山で言うなら地上部分に過ぎなくて、
海面の下には僕の40年分の体験が眠っているのだ…!」

そんなようなとりとめのないことを、
ショートした脳みそでぼんやり考えていました。

で、ふと思ったんです。

「だったら、就活をドロップアウトしたまま
大学卒業がせまる中、実家近くの古本屋で
『殺し屋1』を延々立ち読みして終わった
あのクソみたいな日のことも、
イナイセには入ってるのか…?」

……

「入ってる!!!! 入ってるよ!!!!」

未熟児で背が低いのがコンプレックスだったことも、
小中高とサッカー部で一度も
レギュラーになれなかったことも、
就活ドロップアウトして転職を繰り返したことも、
女の子にモテなくて妻と出会うまで
10年間彼女がいなかったことも、
漫画編集者としてヒットが出せなかったことも、
全部入ってる…!!!

そのおかげでイナイセができたのだとしたら
「むしろ黒歴史があって良かったわー!!
人生無駄なことゼロだわー!」
という謎のテンションになりまして(笑)。

自分の全人生=イナイセ。

そりゃあ、1人でも多くの人に届くよう、
がんばるの嫌いでもがんばるしかないでしょうよ!!!
という気持ちになりました。

正直、けっこう悩んでたんです。
色々トライしたけど目に見える
成果が上がってないとか、
Facebookグループに参加してくれる人が
少なくてイマイチ盛り上がってないとか…。

それでも、大丈夫。
究極、黒歴史になっても大丈夫(笑)。

ただ、全力は尽くす。
がんばるの嫌いだけど、なるべくがんばる。

それが今の心境です。

今日もインタビュー取材でした!
今回は妻と一緒だったから心強かった!
写真とか撮られるの苦手だけどがんばった!

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Amazon予約ページ

https://www.amazon.co.jp/dp/4065228417/
(イナイセの運命は、第1巻の売れ行きにかかってます!
応援よろしくお願いします👏)

第1巻発売記念イベント「イナイセカフェ」やります!

4月25日(日)に、江ノ島の喫茶ラムピリカで
コミックス第1巻発売記念イベントをやります。
私クマガエと妻ルキノが1日店主となり、みなさんをおもてなし。
僕たち夫婦が丹精こめて育てた&仕込んだ「熊米」と「熊みそ」の
おにぎり&おみそ汁セットがオーダーできます!
さらに夫婦のトークコーナーや複製原画展示などなど…!
詳細は↓のリンクからどうぞ!
https://www.facebook.com/events/447338482992624/

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