見出し画像

内閣支持率

- 答えを不明にする質問、データ不正、ネットの世論調査 との比較 -

----------
(2020年10月8日、追加更新、
  ネットの世論調査2
   ・%ではなく、数の増減に注目
   ・「支持」はコロナ禍にノーマークではなかった
   ・別の世論調査「支持」はコロナ禍も辞任もほぼ動きがない。
  +α)
----------

支持のうちのほとんどが「ある程度」

 10月5日にJNNの世論調査が報道された。
それによると、内閣支持率は70.7%との事だ。

その内訳は、
  非常に支持できる 11.2%
  ある程度支持できる 59.5%
  あまり支持できない 19.1%
  まったく支持できない 5.1%
  答えない・わからない 5.1%

 コロナ禍で露出する政府やメディアの嘘・情報操作 の『⑤大手メディアの世論調査の嘘』にも書いているが、安倍政権になってから世論調査の方法が変わった。

変更された事により、支持できるできないと言ったシンプルな世論調査から、支持しないと言った人に対して再び「どちらかと言えばどうか」「ある程度ならどうか」と再度聞くのだ。

10月の世論調査の70%という高い支持率。そのうちのほとんどが「ある程度支持できる」。これは非常にあいまいだ。「全体としては支持できるとは言えないもののある程度は支持できる」という「あまり支持できない」と同様の意味だってありうる。ニュアンス次第だ。しかもある程度と答える人は2回聞かれた結果だとすれば一度は支持できないにしているという事でもある。(具体的にどのように聞くのかは電話がかかってきたことがないので僕は知らない。この変更のニュースは当時たくさん見たのに今探しても見つからない。見つかってもRDD方式に変更した事しか書かれていない。この所実に多くのニュースが消える。)

ほとんどはこのあいまいな「ある程度」、なのに「ある程度」と「非常に」を混ぜて、内閣支持70%としているのだ。これは余りに乱暴だ。これでは本当の支持はわからない。

つまりこの、70%が本当の支持かどうか不明な世論調査、という事だ。


大手メディアの世論調査でのデータ不正

 今年6月に以下↓のニュースがあった。

『フジテレビと産経新聞の世論調査でデータ不正 過去1年間14回で再委託先が架空の回答』

フジテレビと産経新聞の世論調査で、実際には電話せず、架空の回答が入力されていた、というのだ。

嘘つきが1つしか嘘をつかない訳がない。これはたまたまばれた、氷山の一角にすぎないだろう。



新聞によって世論調査が全然違う

 また以下の記事で、内閣支持率が大手と地方紙によって全然違う事を報じていた。

『 大手メディア世論調査が全部ウソ!安倍政権プロパガンダが深刻化!大手TV・新聞が安倍政権と癒着! - NAVER まとめ
地方紙の世論調査では、安倍内閣の支持率は、1%〜20%ほどです。
matome.naver.jp』

この記事の一部を抜粋したら、産経新聞71%、NHK47%、福島民報14%、神奈川新聞5%、岩手民放1%。これはあくまで一部だが、ここまで違う。

※しかしこのニュースは突然消えた。9月25日にコロナ禍で露出する政府やメディアの嘘・情報操作 を書いた時には確かに存在した。今日は10月6日。数年前の記事だったのに、この10日程の間に消えるとは。この頃とにかくニュースが次々消える。桜の問題の時のシュレッダーのように、多くのニュースが証拠隠滅されているようだ。

↓これは残骸の画像。その下が消えた記事のあった所。

20200621世論調査が大手と地方で違うmatome終了


これまでの所のまとめ

・支持のうちのほとんどが「ある程度」
・大手メディアの世論調査でのデータ不正
・新聞によって世論調査が全然違う


つまり、支持のほとんどが「ある程度」であいまいなのに、支持率としてあたかも高いかのように報道しているが、その数字すらも不正で上げている。その結果として新聞によって世論調査が全然違う。


9月に異常急騰した支持率

 大手メディアの世論調査は上記で書いたように意味の疑わしい数字だが、しかしその数字が70%に上がった理由は何かあるだろうか。

前安倍政権末期の内閣支持率は、去年10月に消費税を上げた後に下がり続け、JNNの8月1日,2日の支持は35.4%(不支持62.2%)だった。

画像2

それが翌月、JNNの9月5日,6日の支持は62.4%(不支持36.2%)。

画像2

目をこすって何度も見てしまうほど、一見数字だけを見るとほとんど変わっていないように見えるほど、見事に支持と不支持が入れ替わっている。

 辞任直前直後で見ると、8月28日の安倍前首相の辞任報道の直前の共同通信社の22~23日の世論調査↓によると内閣支持率は36%。

そして1週間後の辞任報道直後、共同通信社の8月29~30日の内閣支持率が56.9%と1週間前より20.9ポイントも増加した事が書かれている↓。安倍前首相の辞任が報道された途端に急上昇したのだ。

この時にはスガ氏はまだ首相になっていないので、この急騰はスガ氏による物ではない。

また『政権末期の大幅上昇は歴代内閣の中でも異例』↓との事だ。
(このニュースも消えて残骸だけが残っている。この頃とにかくニュースが次々消える。↓は残骸の画像。その下がニュースのあった所。)

20201006_内閣支持率末期上昇は異例


普通は政権末期に急騰しない。しかも病気で辞任。なぜか可哀そう論がメディアやSNSに流れるが、病気の辞任で自己管理を問われる事は普通の事であって、異例の急騰は起こりえる状況になく、ありえない事が起きたのだ。

↓は10月7日の、大統領がコロナ感染で入院でも同情票は見込めないとのニュースだ。これが普通なのだ。
安倍前首相の病気辞任で支持率急騰。これはありえない事で日本はイカサマ大国と世界に言っているような事だ。


下は↓「訴追を免れようと逃げている」との海外メディアの報道を報じたニュース。これが海外メディアの安倍氏の病気辞任に対しての評価のようだ。


そして上記のまとめなどから大手メディアの世論調査の信ぴょう性は低く、かつ、政府はあまりにも嘘をつきすぎた。メディアは街の人の声として安倍前首相を讃える人ばかりを報道した。辞任直前には不支持は支持を上回っていたのだから、そうでない声は多かったはずなのにメディアはそれを報道せず、真実ではない印象操作をしていた。そんなメディアの世論調査はさらに信ぴょう性を下げる。

つまり急騰の数字は信ぴょう性が低い。数字は捏造、あるいは「ある程度」に強引に導くような誘導があったのではないか、と僕は思う。

そして、急騰後にスガ首相の人気でさらに上がったが、スガ首相は安倍前首相の官房長官だったのだ。スターが突然現れた訳ではなく。スガ首相は所信表明演説すらまだしていないのに、パンケーキで支持率上昇は無理がある。消費増税とコロナ禍で前政権の支持率が下がった状態だったのだ。消費税も上がったまま、コロナ禍も続いているのだ。


ネットの世論調査

 昨日ネトウヨに少し絡まれた。それはネットの世論調査の事でだ。
その世論調査では内閣支持率が10%にも満たない。

(↑ツイッターのリンクは飛ばなくなっている。↓こっちなら飛ぶよ)
https://twitter.com/JRA_Cabinet_Bot

これ↑は日本アンケート協会という所の世論調査だ。
これによると、内閣支持率がだいたい3%位、1桁しかないのだ。
ここのアンケートは毎日誰でも投票できる。また1つのIPアドレスにつき24時間に1度しか投票できない。2度目以降は押しても反応しない。

また有効回答数は10,000位でJNNやNHKより多い。
JNNの10月の世論調査の有効回答は1231人、NHKの9月24日は1270人。


上記に書いたように大手メディアの世論調査を信用できない僕にとっては、信用のできるアンケートだと思った。それでこのアンケートの事をコメントした所、ネトウヨに絡まれたのだ。

このアンケートはゴミだとそのネトウヨは言う。
その理由として、左翼の三春充希さんがゴミだと言っているからだと。
三春充希さんは選挙や世論調査について多く書いているけど、僕はよく知らない。三春充希さんのツイートでは、科学的に調査されていなければ意味がない、ネットアンケートは大手メディアのようにコストをかけていないから信用してはいけない、というような事が書いてあった。だが大手メディアのコストが科学的な調査方向ではなく改竄方向に使われているなら、コストがかかっていれば信用できるとは限らないと思う。三春充希さんの発言前後のツイートしか見ていないからゴミとまで言う理由はよくわからなかったが、その影響力もあってか、このアンケートを敬遠する人達がいる事はわかった。

また、別の人が言うには、ここにはリベラル・反政府ばかりが集まったのだという。主催者やアカウントの趣旨がリベラルであればそれはありうる。逆にネトウヨだらけのアンケートも見たし、ネトウヨだらけのアンケートの支持率は高い。だからその逆は当然ありうるだろう。だがそうではないと今の所思っているのは、アカウントにもHPにも特に左右など今の所、何の性格も感じないからだ。

それとネットアンケートと電話アンケートの大きな違い。それはネットアンケートは自ら投票しに行く人しか投票しないだろうという事だ。「非常に支持」「非常に不支持」の人しか投票せず、「ある程度」の人はわざわざ投票しないだろう。
上の『支持のうちのほとんどが「ある程度」』でも書いたように、「ある程度」はあいまいで、本当に支持しているのかわかりかねる。電話がかかってきてしかも2度も聞かれてある程度ならと答えるような人はわざわざネットアンケートに自ら行って投票はしないだろう。つまり、ネットアンケートには、「非常に支持」「非常に不支持」しかいないと思われる。
それを踏まえてJNNと日本アンケートを見比べると、JNNの「非常に支持」と日本アンケートの「内閣支持」は近い値なのだ。つまり、日本アンケートの「内閣支持」=JNNの「非常に支持」であると考える事が妥当と思う。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2020年10月3日
JNN:非常に支持 11.2%+ある程度支持 59.5%=70.7% 有効回答1231人
日本アンケート:内閣支持 2.4%+有効投票数 7,541票
2020年9月5日
JNN:非常に支持 10.7% +ある程度支持 51.7% =62.4% 有効回答1268人
日本アンケート:内閣支持 2.9% 有効投票数 8,152票
2020年8月1日
JNN:非常に支持 3.2% +ある程度支持 32.3%=35.5% 有効回答1245人
日本アンケート:内閣支持 8.6% 有効投票数 12,109票
2020年7月4日
JNN:非常に支持 4.8% +ある程度支持 33.4%=38.2% 有効回答1253人
日本アンケート:内閣支持 11.5% 有効投票数 10,554票
2020年6月6日
JNN:非常に支持 4.4% +ある程度支持 34.7%=39.1% 有効回答1259人
日本アンケート:内閣支持 6.1% 有効投票数 11,339票
2020年5月9日
JNN:非常に支持 4.8% +ある程度支持 42.5%=有効回答1209人
内閣支持 4.7% 有効投票数 7,600票
2020年4月4日
JNN:非常に支持 3.7% +ある程度支持 39.6%=43.3% 有効回答1327人
日本アンケート:内閣支持 6.6% 有効投票数 2,278票
2020年3月7日
JNN:非常に支持 5.4% +ある程度支持 43.4%=48.8% 有効回答1223人
日本アンケート:内閣支持 25.2% 有効投票数 465票
2020年2月1日
JNN:非常に支持 5.0% +ある程度支持 44.8% =49.8% 有効回答1218人
日本アンケート:内閣支持 30.7% 有効投票数 401票
2020年1月11日
JNN:非常に支持 7.6%+ある程度支持 44.5% =52.1% 有効回答1198人
日本アンケート:内閣支持 27.4% 有効投票数 354票
2019年12月7日
JNN:非常に支持 5.8%+ある程度支持 43.4% =49.2% 有効回答1169人
日本アンケート:内閣支持 43.7% 有効投票数 213票
2019年11月9日
JNN:非常に支持 7.1%+ある程度支持 47.2% =54.3% 有効回答1139人
日本アンケート:内閣支持 36.3% 有効投票数 248票
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

しかしコロナ前の2020年3月以前は近い値ではない。3月以前は有効投票数が低く4月以降に急増している。4月以降、有効投票数と内閣不支持が一緒に上がり、内閣支持が下がっている。3月4月はコロナ禍で緊急事態宣言、5月には「#検察庁法改正案に抗議します」などがあった。コロナと検察庁法改正。政府に対する不満の高まったこの時期に投票数と内閣不支持が集まった。この事からリベラル・反政府が増えて集まったのだというのは事実だと思われる。しかしそれはこのアンケートだけの話でなくツイッター全体の人口が増えたのだと思う。色々な人のプロフィールを見ているとこの頃にアカウントを作った人が多く見える。趣味用のアカウントだったのを政治用にした人も多いようだ。僕がアカウントを作ったのも2020年3月だし、僕も最初は政治のツイートをする目的ではなかった。政府のあまりの嘘に黙っている事ができなくなった、そういう人が増えたのだ。

(2020年10月8日、追加① From)
それまで特に政治に関心になかった人、支持政党特になし、つまり「ある程度」のような人が政府に不満を持ち、そういう人達がツイッターに増えているという事だろう。増えた人達が反政府ではあるもののリベラルかどうかまではわからない。
(2020年10月8日、追加① To)

しかし日本アンケートの不支持が増え、内閣支持率はJNNの「非常に支持」と同じ位に下がった。日本アンケートにリベラルが4~5月に増えたのではなく、もともとがリベラルの少ないアンケートだった、政治に「非常に」関心のある人が多くなかった。と僕は思う。

そして、この割合が実態に近いと思う。その理由は例えばGoToキャンペーンの9月末のこの記事↓。
GoToトラベルについてのアンケートで、「成功だった」と答えた人は8.2%。JNNの「非常に支持」、日本アンケートの「内閣支持」の数字に近い。前安倍内閣・スガ内閣により恩恵を受けて「非常に支持」の、同じ人達ではないだろうかと思うのだ。

こちら↓の記事でも、GoToキャンペーンに賛成している人が少ない事がわかる。

一番上の、JNNの世論調査の「あなたは今後、キャンペーンを使いたいですか? 使いたくないですか?」の回答は「使いたい 48%」「使いたくない 43%」となっていて半々位だが、この質問は「今後」の話だ。48%の「使いたい」の中には「コロナ禍が収束したら使いたいが今は使いたくない」が含まれているだろうから、現時点でのGoToの支持はこの質問ではわからないのだ。JNNの世論調査は答えがはっきりしない質問なのだ。


しかし元々はリベラルが少なく内閣支持の高かった日本アンケート協会のアンケートにリベラルが急増し支持率が急降下した時に、ネトウヨはなぜこぞって押し寄せなかったか。それは元々2~300しか投票のない地味なアンケートだったからノーマークだったのではないかと思われる。気づかない間に不支持が急増して、今となってはここの評判を下げる事によってリベラルを立ち去らせて不支持を減らす事しかなくなった、だから絡んでくる、という事が考えられる。


まとめると、本当の支持は1桁。しかもその数字すら自民サポーターにより水増しされている、と僕は思う。

JNNの70%の支持の内訳は「非常に支持」1桁、あいまいな「ある程度支持」60%。安倍前政権、スガ政権で恩恵にあずかる人は70%もいない。
「非常に」恩恵にあずかる人は1桁。「ある程度」のバラマキにあずかる人が60%。せいぜいよく見積もってこれ位が実態ではないか。

不支持は実は低くない。不支持は実はマイノリティじゃない。しかし政府、ネトウヨは内閣支持率が高い、不支持はマイノリティであると思わせる事で自信をなくさせ、結束させないようにしている。しかし本当のマイノリティはたった1桁の内閣支持の富裕層(と雇われたネトウヨ)の方だろう。

本当の支持率は1桁。不支持は90%以上。僕はそう思う。
ただし90%以上もの不支持の受け皿がない状態。


内閣=自民党の支持1桁%、野党もそれぞれ1桁%。
「非常に支持」「非常に不支持」は選挙に行くが、「ある程度」「あまり」の人は半分位しか選挙に行かないだろうが、選挙に行く「ある程度」の人が鍵を握る。だから政府は「ある程度」のバラマキ政策を必死にアピールしているのだろう。しかし野党が結束できれば、あるいは本物の野党が成立すれば、野党の圧勝になりえる。と僕は思う。

社会党が絶滅危惧種になり2大政党政治が壊れ、多くの人が社会主義を悪と捉えた。しかし、これは資本主義のイメージ戦略にすぎない。古き良き日本は社会民主主義なのだ。しかし、そのイメージ戦略の洗脳により「ある程度」の人達の多くが社会主義=独裁と思ってしまっている。しかし現在、自由民主党が独裁政治をしている。だからといって自由民主主義=独裁主義という訳ではない。自由民主党が自由民主主義でないのに嘘の名前を付けているだけだ。それと同じで社会主義=独裁主義ではない。カテゴリの違う話なのだ。本当の意味を知れば多くの「ある程度」の人は、自分が本当は社会主義を望んでいる事に気づくだろう。


 GoToトラベルは安い宿は利用されず、高級ホテルが多く利用されている。前安倍内閣・スガ内閣により恩恵を受けているたった1桁の「非常に支持」の一部の富裕層。この人達が高級ホテルに安く泊まるために国民1人当たり13,238円払っている。(GoToキャンペーンの予算は1兆6,794億円。日本の人口は約1億2686万人。)こんな恩恵ばかりだからそれは「非常に支持」するだろう。GoToトラベルを利用する富裕層達は観光業を助けたいから遊びに行くと言う。が、遊びに行けるほど余裕があり助けたいなら寄付をすればいい。税金を使うことなく自分で多く払えばいい。偽善、嘘なのだ。


 なぜ政府とメディアはここまで強引に嘘を押し通すのか。その理由の1つはオリンピックもあると思う。全国紙のすべてが東京五輪のスポンサーだと言う↓。またオリンピックに力を入れる電通はテレビ局に対して大きな力を持っている。政府と大手メディアの大きな利害の一致だ。


 以上は、僕が思う事だ。内閣支持率の本当の所はわからない。
確かにネットアンケートは予算はかかっていない。
しかし首相とのパンケーキ朝食オフレコ懇談会に参加する大手メディアの癒着新聞社の方が信ぴょう性がある訳がない事だけは事実だ。(朝日・東京・京都新聞は不参加、↓Huffpostの記事)。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(2020年10月8日追加②)

ネットの世論調査2 - 10/8追加

 上記の「ネットの世論調査」で、日本アンケートの「支持」がコロナ以降増えていない事について、ノーマークだったのではないかと書いたが、これについて、割合の%ではなく支持の具体的な数を書き出してみた。すると、ノーマークではなかった事が判明したので追記する。また、JNNと日本アンケートだけの比較ではなく、「個人投資家ニュース」というニュースサイトに付属している内閣支持率の「支持Yes」の具体数も比較する。ここは個人投資家が見るニュースである事からアベノミクスの期待と恩恵がある人達のが多いと思うのでどちらかと言えば右寄りではないかと思われるため、リベラルが集中しているという事はないと思われる。またニュースを見るついでに投票できる手軽さから、「非常に支持」だけが集中はせず日本アンケートより「ある程度支持」の率は高いと思われる。


それぞれの投票の%ではなく数について表した。
「非常に支持」の人数、「支持」の票数は以下↓。
期間は、消費増税の少し前の19年6月から今月の20年10月まで。

画像6


これをグラフ↓にしてみた。

内閣支持数3種


これ↓はJNNの「非常に支持」の数。
・消費増税とコロナ禍から8月までは減り続けて40人位。
・辞任報道後に急増。
これはJNNの報道した内閣支持率とだいたい同じ動きと思う。

内閣支持数_JNN


次↓は、日本アンケート。
・消費増税とコロナ禍で増え始め辞任直前は10倍位。
・辞任報道後に急減。

内閣支持数_日本アンケート

コロナ禍以降「不支持」が急増してリベラル増えたと言われる日本アンケートだが「支持」も増えていたのだ。ではなぜ、辞任後に激減しているか。
辞任直後にツイッターのいくつかのネトウヨアカウントが「安倍首相応援専用なので安倍首相が辞める事になったのでアカウントを削除する」とツイートしてした。そういったアカウントの全てがその後本当に辞めたかまでは確認していないが、コロナ禍の「支持」の急増と辞任報道の急減は、安倍専用サポーターだったのではないだろうか。コロナ禍で下がる支持率を「支持」を増やす事で支え辞任報道でやめた、と言う事と僕は思う。
しかし、ノーマークではなかった。


次↓は投資家ニュースの「支持(Yes)」。
これが全然違った。ジグザグでほぼ平行なのだ。辞任報道後も特に増えてはいない。

内閣支持数_個人投資家

しかし、下↓は同じ個人投資家ニュースの、数ではなく%の内閣支持率だがジグザグではない。
消費増税以降減り続けて辞任報道後に上がっている。
「支持(Yes)」の数は上がっていないのに、どういう事か。

個人投資家_内閣支持率

下↓は、個人投資家ニュースの「支持(Yes)」と「不支持(No)」と内閣支持率。これを見ると、辞任報道後に「不支持(No)」が半数近く減っている。ここは支持率投票のためだけに訪れる人は少ないと思う。だから、これは辞任報道によりアベノミクス終了と判断し個人投資家ニュースを訪れるのをやめた人がある程度いるという事ではないかと思う。「支持(Yes)」も8月以外はやや減っている。

画像9

ここはアベノミクス+継承により恩恵を受けるあろう投資家の支持率なので元々右寄りで変化が少ないという事はあるかもしれない。しかしこの中ですら、辞任報道前後で「支持Yes」はほとんど増えていないのだ。支持率が倍になるほどの急騰が事実なら、ここだって不支持が支持に回るはずだ。それが全く見られないのはおかしい。個人投資家だけが安倍首相の辞任により不支持から支持に回る人がほとんどいないとは考えられない。
ここの10月3日の支持率は54.19%。70%ではない。本日10月8日の15時現在は46.95%だ。辞任前は34.75%。右寄りと思われる個人投資家ニュースでもこの値である。
また、ここの投票はニュースの付属なのでサポーターによる偽物は少ないのではないかと思う。

つまり、辞任によって支持率は上昇してはいない。
急騰は捏造、嘘である、以外に考えようがない。

以上、
・%ではなく、数の増減に注目してみた
・日本アンケートの「支持」はコロナ禍にノーマークではなく増えていた。
・個人投資家ニュースの「支持Yes」はコロナ禍も辞任もほぼ動きがない。
・結論としてやはり急騰は嘘と思う

が追記。


※グラフはkumataro's 内閣支持の数にまとめています。
しかし同じグラフに飛ばない不具合が発生しているようですが原因がわかりません。ページに飛んでもグラフの所に飛ばない場合には、大変お手数ですがページ内をスクロールして頂くか、ページの一番上の方にあるボタンから選んで飛ぶように下さい。申し訳ありません。m(_ _)m



 また、僕のこの記事を批判している記事に、統計局の国勢調査による数字なら信用できると書かれていますが、具体的な数字は書かれておらずリンク先に数字がある訳でもなかった。それにコロナ禍で露出する政府やメディアの嘘・情報操作などでも書いているように、基本的に僕は、都合が悪ければ改ざんをしこんなに嘘ばかりつく政府の数字を信用していない。黒塗り情報開示・虚偽答弁・シュレッター証拠隠滅・コロナ病床数の数字改ざん等の全ての問題が解決し、また政府が定義や解釈をいつの間にか変えるような事がなくなり、多くの疑惑が解決し、国会ではまともな話し合いが行われ、政府の発表が信用できる数字となれば、信用します。
また、リベラルが信じたい事だけを信じるとも書かれています。しかし自民党の言ってきてる事はたいてい逆です。「自由」でない者が「自由」の言葉を違う意味で使い意味不明にしたり歪めたりします。「信じたい事だけを信じる」「事実ではない事を信じさせようとする」。それはオフ懇や異常な密室インタビューをする自民党とそれに追随する者です。

『菅首相は会見から徹底逃亡…“閉鎖型インタビュー”の異常』



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



https://twitter.com/kumataro7777/status/1288095072156651520





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?