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Honor: 介護サービスに愛の手を

 カルフォルニア発のスタートアップ会社Honorが合計1.15億ドルの資金調達に成功した。Honorは介護を必要としているお年寄りや、障害を持った方と、自宅介護士を結びつけるプラットフォームだ。

 Honorは介護士の得意分野をもとに顧客と結びつける。介護を受ける客の家族は介護士がだれであるか知らされる上に、サービス終了後、どれくらい家にいたのか、どのようなことをしたのかまで知らされる。介護サービスは1時間25ドル(約2750円)からで、長期契約は取り扱っていないとのことだった。

 しかし、Honorが注目される理由は介護サービスではない。Honor Care Networkという、アメリカ初の介護サービス提供会社向けのサービスを作ったことが注目されている。

 Honor Care Networkは介護サービス提供会社へ、介護士、独自のテクノロジー、そしてサービス運用業務のサポートを提供する。Honor Care Serviceは介護士の採用、給料、出費、保険、法的・コンプラの問題まで、全てを担ってくれる。このように経営面でのサポートを行うことによって介護サービス会社は、会社の成長、顧客サポート、そしてより良い顧客体験を提供することに力を入れることができるという。

 HonorのCEO Seth Sternbergは、親が独立して生活を送れるように何をしなければいけないか考えたとき、すでにあるサービスと手を組んでそれらをより良いものにすることが最善策であると感じたそうだ。

 少子高齢化が進む日本では、このように介護サービスの発展を補助するようなサービスが今後必要になってくるのではないだろうか。


参考にさせていただいた記事:

Honor HP:


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