絶対的個性を持つ人間が没個性化しようとしたら息苦しいに決まってる。

これを読んで直接的な感想ではないんだけれど思ったことを別なところに書こうとしたら長くなりそうだったので(笑)こちらへ。

えっと日本含めた携帯電話の会社が、携帯電話のド素人の「デザインの会社」要はアップルに、歴史的惨敗を喫しました、と。

旧来の会社は顧客調査とデータで機能重視のデザインを追求していこうとしていました、と。それに対してアップルは顧客の調査を重視しない。

iPhoneは「役に立つし、意味がある」

旧来のガラケーは「役に立つけど、意味がない」

かなうわけない。

GAF(アップル以外のGoogle、Amazon、Facebook)は、「役に立つけど意味がない」の巨人で、巨人は一人勝ちしていく時代。

日本企業および日本製品は、(まぁそれなりに)「役に立つけど、意味がない」から、負け。たぶんこれからも負け続ける

(以下共感。自分が思うところの、日本のサイアクなところ)

日本はマーケット・インでもプロダクト・アウトでもない。どっちつかず。タコツボ化。


。。。とまあこういう文脈なわけですが、思ったことは本文とあんまり関係ないかも。。

ここにも書かれてるとおりだいぶ前からグローバル化グローバル化と喧しくなってきているわけですが、まぁなんとなくグローバリゼーションってネガティブイメージがありますね。

上の文脈でいえば、GAFAの軍門に下る、みたいな感じね。日本のホシュが怒りそうな。。。(彼らiPhone使ってFacebookに投稿してAmazonで買い物してるけどね)

ところで、グローバル化の極北にあるのが実は「人間」、すなわち「自分」であるということに気付いてない日本人は多いのだろうなあ、と

没個性とか言われて久しいけど人間(日本人)はどれだけ大衆に没していこうとしてもそれぞれが代替不可能な絶対無二の存在であるということからは抗えないのです

この方はGAF(A)と比して日本企業を「(まあそれなりに)役に立つけど、意味がない」存在の象徴として批判的でありますが、日本企業が仮にそうなのだとしたら企業を形成する、そこに勤める日本人および企業の顧客やユーザもその相似形であるということです(グローバル企業でないわけだから、企業のターゲットも同じく日本人。というか、企業のターゲットは長らく生身の日本人というよりは「典型的な日本人像」であった)

なんか日本人って世界で突出して自分で自分の首を締めて生きづらい生きづらいいってるイメージがあるんですけど(世界有数の先進国であるにもかかわらず)、それは、なんか「空気」みたいなものがあるらしく、日本人は自ら自分を「典型的な日本人像」に鋳型に自分を流し込む習性みたいのを持ってるみたいで。

なぜそうなったかというと、今は知りませんが、かつてはそのほうが生きやすかったのでしょうね。

日本企業が求める人材になれば生きやすかった。それはふたつの意味があって、企業にとって都合のよい人材となり、顧客となるということね。

それがある程度長い期間続けば相互フィードバックが起こり、企業が求める人材がまんま企業に入り、そこの従業員となって企業が求める典型的な日本人が求めるモノやサービスを提供するプロセスがますます強化される、と。

まぁ、ねえ、経済的な意味での鎖国をしているならそれでもよかったのかもしれないけれど、でも我々もグローバル化の波にさらされて、なんか違うんじゃね?と思い始めた結果、洗脳から覚めたというか。。。

そうそう、何が言いたかったかというと。

日本人とか何人とか関係なく、人間は生まれた瞬間から死ぬまで絶対唯一無二である、という事実こそ絶対的真理なんだけどさ、あんまりそれわかってないよねっていう。

先進国では特に日本人がそれ、わかってないらしい。

一人ひとりは絶対に違う、という意味で絶対的に個性を持っちゃってるんだけど。。。所与で。

その個性を自らツブして「典型的な日本人像」っていう鋳型に自身を流し込むという行為を、今でもやってるんだよね。無意識のうちに。

なぜその行為をやめられないかといえば、誰がほくそ笑んでいるかは知らないけど、親の躾と教育の賜物でしょう。。。。

これからの時代、日本企業がまずグローバル化の波にさらされて「開国」していくのだとしたら。

それに歩調をあわせるように日本人も変わっていかないといけない、っていうのも自明。

変わっていかないと、ますます生きずらくなっちゃうよね。

変わるためには、まずは、自分が「典型的な日本人像」になろうとしているその行為自体が自分を苦しめている、ということを知ることだね。

その先は、オトナであれば、まぁ自分で考えなさいよ、ということでしょう。



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