女性が羨ましい時

池田美樹さんの「東京女的生活 #007」を拝読した。その中で、こんな質問が出てきている。

そうやって人が繋がっていった背景に、女性だったから、という理由ってあると思いますか?

僕からすれば、「おお!」という感じ。この「おお!」は、「そんな質問するのか?」という驚きではなく「やっとそこに切り込む女性が出てきたか!」という驚きだ。

ここでの会話に「遊び場から派生した仕事」についてでてきているが、僕たち「男」には、それはほとんど存在しない。もっと正確に言うと、精々20代前半の若いころに、仕事とも言えないほど小さいことを得た経験はあったが、基本的に我々男にとっては、遊び場で出会った人は所詮遊び場の人。そこから仕事に繋がっていくケースは極めて少ない。

だから、オトナになってからは見ず知らずの人がいる「遊び場」には極力行かなくなった。いや、行くけれど「何かを(将来的な仕事とか)期待して行く」ことはなくなった。

その代わり、「勉強会」には参加する。ここは、目的意識の強い「異業種を含む交流会」だからだ。その昔流行った「異業種交流会」は、無駄に名刺だけなくなって、時間と費用を使っただけになるものだったが、「勉強会」であれば、そこから仕事(お金)に繋がなくても、意義のある活動に繋がっていくケースが多いからだ。

話を元に戻そう。なぜ女性が羨ましいか。

弓月:女使ってる!って思われる事も余裕でありますが、私はそれを逆手にとりたくて。本人に言っちゃいますね。「もし、羨ましく思うなら、私が何をしてるかちゃんと見てて欲しい」って。媚を売るとか、泣くとか、そういう手段は使ったことないですし、派手な服をきて露出度の高い服で現場に立つのも、好きだからやってるのよ!って。

さすがに「女使ってる」などと下品なことは言わないが(笑)、男はいくら好きでもド派手な格好をしていくと、馬鹿にされることはあっても、女性からも男性からも「好ましく」思われることはほとんどない。ここが男女の違いだ。

男性の方が圧倒的に多い世界だから、ゲタ履かせて、許してもらえるんだよね。

とまあ、こういうのも女性ならではで、変な意味ではなく、正直に「羨ましい」と思うことがあるのは正直なところ。しかし、だからこそ、男としてそういう女性たちに上品に振る舞いたい、という見栄が出てくるのも正直な気持ち。

美しく振る舞える女性たちを眺めながら、心に余裕を持ってワイングラスを傾けることができるオトナでありたい、と感じる今日この頃だ。

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