凡人は足を引っ張ってはいけない

テレビ東京オンデマンドに加入しているので、週末はWBSをまとめて見たり、ガイアの夜明けなどが楽しみなのだが、今朝4時に目覚めてカンブリア宮殿を観た。今回はトヨタ自動車。(番組詳細はこちら

自分自身が凡人なわけだが、凡人がもっともやってはいけないことの一つが「優秀な人たちの足を引っ張ってはいけない」ということだ。トヨタの創業者、豊田佐吉氏は織機を創りだした。国のために役に立ちたい、しかし小学校しか行っていない自分には何をすれば役に立てるのか分からない。考えた末に、毎晩夜遅くまで働いている母親をラクにさせることが出来ないか、と機織り機の改良に取り組み、後には自動機織り機を作り出す。

さらに息子の豊田喜一郎氏は、父親が機織り機で稼いだお金を、大胆に自動車製造につぎ込む。これもまた大きな決断であり、強い意志を持ったすごい人たちだ。このときも、周りが猛反対したらしい。つまり、凡人たちだ。

これは、トヨタ自動車のような大企業に成長する企業ばかりではないと思う。ものすごい人たちが、必ずしもものすごい結果を出せるとは限らない。しかし、「こいつすげえ!」と思ったら、手伝わないまでも、足を引っ張らない人間でありたいと思うのだ。

世の中、いろいろなすごい人がいるから、僕のような凡人が共感できるような話ばかりではないと思う。「え?マジっすか?」みたいなものもあるだろうし、「えー、ちょっとそれは・・・」なんてものもあるに違いない。しかし、それを聞いた時に、単純に否定したり、反論するばかりでなく、ましては足を引っ張るなんてショボイことをせず、協力できないなりに見守る人間でありたいものだ。

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