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自分は人生初心者だと思う

こんにちは。ねこです。

昔、Twitterか何かで
「非常識な人やとんでもなくむかつく人がいたら、人生1週目だと思えばよい。」と書いているのを見たことがある。

うろ覚えで申し訳ないが、コメントか追記では
「前世が虫でいきなり人間になれば、そりゃあ非常識にもなる」
とも書いてあった。

私はその「人生1週目の人間」なのではないか?と思うことがある。
自分があまりにも不器用すぎるからだ。

毎朝、私は職場の近くのコンビニでペットボトルのお茶とコーヒーを買う。
そこでの精算機での支払いには、いまだにもたついてしまう。

これはもうしょうがないと思うことにする。
仮に今の自分が人生3週目だったとしても、1週目と2週目の自分は、
コンビニの精算機など使ったことがないだろう。
だからしょうがない。

そのコンビニを出ると私はしばし立ち尽くす。
買った2本のペットボトルをどこにしまうのか悩むのだ。

1本は決まっている。
お弁当が入っているバッグ。
ここに1本は入る。

こいつが毎朝私がもたつくのを見ながらペットボトルを入れられるのを待っている
お弁当用バッグくん。

しかし、私はもたつく。
そのバッグにはチャックがついているので、2本もペットボトルを握っているとそのチャックをうまく開けられないのだ。

一旦、ペットボトルを脇に抱えれば良いと思うだろう。
既に脇には先客がいる。
実はコンビニに入る前に脱いだパーカーが挟まっている。

もう一つカバンを持っている。
そこに入れようか。
そこで解決するのはそのカバンがトートバッグだった時だけだ。
あいにく最近はリュックを背負っている。
つまり、リュックを肩からおろすという工程がある。

鈍くさいくせにいっちょ前にリュックなど背負うからこんな情けないことになるのだ。
しかし、朝出るときには毎日こんなことになっている事は露ほども考えちゃいない。
考えるような人間ならば朝からコンビニの前でこんなにもたもたしていない。

さて、リュックを肩からおろす最中に手に握っているペットボトルのことを思い出してあわあわする。
2本とも無理やり片手に握っているからだ。
1本を片手に移せば良いのに、この時の私のIQは-73826645なので、
そんなこと思いつきもしない。

ペットボトルを脇に挟もうとして先客のパーカーのことを忘れ、落としそうになる。

こんなことが最近毎朝あるので、
「自分って自分の身体を使いこなせていないなあ」と思うのである。
ちょっと自分でも鈍くさすぎるとは思うが、これはきっと人生1週目あるあるなのではないか。

他にも人生1週目あるあるを紹介していく。

私の満腹中枢はバグっている。
「あー、おなかすいた!」と思いながら食べるご飯は非常においしい。
しかし、今、口に入れた瞬間まではまだ満腹ではなかったのに、
次の一口を入れようとすると「もうおなか一杯。もう入らない。」と拒絶するのだ。
さっきまで楽しくデートしていたのに、帰ってLINEをみたら「別れよう。」とメッセージが来ていたような気持ちだ。そんな経験はないが。

逆に、夕方まで全く食欲がなかったのに、夕ご飯を食べている最中
急におなかがすいてくることがある。
だから我が家の食事担当は大変だ。
現在、我が家の食事担当大臣は夫である。
夫は最近では「そろそろ暴食の時期じゃない?」と、私よりも把握してきている。ありがたいことだ。

昨日まで少食だった人間が、なんの予告もなく今日は大食いにかわる。
こんな恐怖はないだろう。

他にも、しょっちゅうではないが、
うまく文章を言葉にできなくて会話するのにもたついたり、
まだ口についていないのに飲み物の入ったコップを傾けてこぼしたりすることがある。

それもこれも、あれもどれも、私が人生1週目だからしょうがないのではないか?
そう考えると、自分の鈍くささにうんざりしていても、
お店で「研修中」の札をつけた店員さんに当たった時のような優しい気持ちになることができる。

しかし、これはあくまでも「自分が」「自分自身に」嫌気がさしてきたときに言い聞かせることであって、周りに迷惑をかけて良いと言っているわけではないことはご理解いただきたい。

人生2週目、3週目の先輩方にはご迷惑をおかけするかもしれないが、
せめて、どこか憎めない愛らしさのある人生初心者として、
人生1週目の人間なりに考え、もがいて生きていこうと思う。


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