リフィル処方の続きと厚労省、国への考え方

前回はリフィル処方について簡単に知識、考え方を知りたく記載していました。
今回は、私がよく拝読している新聞記事を受けてのリフィル処方、国の考え方をざっと書き留めたく書いています。

まず、リフィル処方箋の前段階は『分割処方』なのでしょうか。
分割処方のおかげで、患者さんの後発医薬品のチャレンジも可能になったり、薬剤師の管理、介入も出来たのではないかなと思いますが、私自身、約3年間、保険薬剤師をやっていて希望される患者さんも少ないですし、実施の例はそれほどみられませんでした。(私の感覚、土地、薬局の性格上ですが…)
まあ、それほど普及していなかった場合、リフィル処方はどの程度普及するのでしょうか。

22年度の診療報酬の中でリフィル処方により▲100億とされています。また10月より後期高齢者の医療費の2割導入で▲300億なのでかなりリフィル処方は活用していく方針のようだと改めて実感しました。

分割処方は調剤視点から考えられていましたが、リフィル処方は処方視点で考えられています。ただ、その分薬剤師が判断する部分、すなわち、患者さんの状態を見極め、受診勧奨の是非を普段の業務に加えて行う必要があり、非常に責任が重くなることを一人ひとり自覚していかなくてはならないと思います。

だからこそ、保険薬剤師の経験がある方からすると、レベルが追いついていないことや日々の薬歴やその他多くの業務に関して人手不足を既に感じており更なる責任を負うことへの不安感や嫌悪感を抱く方も多いと思います。

しかし、薬剤師のこの働き方や患者さんの健康サポートへいかに今現在貢献しているのかというのはなかなか薬剤師以外には伝わりにくいというのが現状であるとも考えています。非常に悔しいが…

その中でこの度のリフィル処方導入というのは、薬剤師が立場を向上させ、患者さんの多くの方へ薬剤師の重要性について新たに知ってもらうきっかけとなるのではないかと考えています。

しっかり患者さんを診て、服薬フォローや状態観察が行えるようになることも今後の薬剤師の課題となるのではないかと考えています!

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○てんかんまとめ①
原因:症候性(脳の障害や傷)と特発性(原因不明)
症状:全般発作と焦点発作
薬物療法:基本は単剤療法→効果不十分時に多剤併用
服薬フォローメモ
・毎日規則正しく服用
・生活リズム整理、暴飲暴食を控える
・勝手に服薬を中断しないこと
服薬ゴール
てんかん治療は非常に長い印象です。
薬物治療により発作回数や頻度の減少→症状消失成人5年程度経過で服薬終了
終了後も1年間は再燃の危険性も考えられるため、検査を受けることが望ましいです。
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